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ニューラグジュアリー層に向け3ブランド導入 大丸心斎橋7階ビューティ

2022年07月27日 13:52  Fashionsnap.com

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2月にオープンした「アーティスティック&シーオー」

Image by: FASHIONSNAP
大丸心斎橋店が本館7階のビューティ&ウェルネスフロアに、30~40代のニューラグジュアリー層に向け、新たに3ブランドを導入する。第1弾として、2月に美容機器やコスメを展開する「アーティスティック&シーオー(ARTISTIC&CO.)」を開設したのを皮切りに、8月4日に筋肉を鍛えるトレーニングアイテムを揃える「シックスパッド(SIXPAD)」、8月29日にファスティング専門店「エステ プロ・ラボ(Esthe Pro Labo)」をオープン。それぞれ、より上質な商品提案に加え、施術や体験などのコンテンツ、さらには顧客に寄り添った接客を推進し、差別化したフロアを目指す。

 大丸 大阪・心斎橋店 店舗開発担当の篠丸由紀氏は、「現状のウェルネスは世界規模で約500兆円市場と言われる中で、現在のビューティとは外見の美しさだけでなく、肉体美・健康美を兼ね備えていることが重要だと考える。それを踏まえ、同店は館全体で多くのラグジュアリー層に支持をしていただいており、今後は30~40代のニューラグジュアリー層にもアプローチする。そういったことから今回の3ブランドを導入した」と経緯を説明。さらに今後、「1~2年かけて、ニューラグジュアリーに向けワクワクするフロアを構築する」と語った。
 ターゲット層に対し、3ブランドともにそれぞれこだわった機器やメニュー提案、専任の人材の配置などで、差別化した訴求を行うことで、客数よりも客単価のアップを狙う。アーティスティック&シーオーは、企画・設計・製造まで一気通貫で開発する美顔器をはじめ、美顔器の働きをサポートし効果を最大限に引き出す専用美容液など化粧品を揃える。上向きの肌を叶える美顔器「ドクターアリーヴォ ゼウスツー」(税込22万円)をキープロダクトとし、2つのギャビン(お手入れルーム)を設置した。
 8月4日にオープンするシックスパッドは女性に特化し、10分で筋トレと有酸素運動が同時に行える「HOME GYM」や、ランニングと同時にお腹周りと背筋が鍛えられる「Core Belt」など、専門のアドバイザーがカウンセリングを行う。またディバイスとアプリを連動してトレーニングを行えることが特徴だ。ハイエンドモデルのマシン(同49万5000円)や、EMSトレーニングスーツ(同11万8800円)などを揃える。8月29日にオープンするエステプロ・ラボは管理栄養士など専門知識を持つカウンセラーが常駐。「ハーブザイム113 グランプロ」シリーズ(同1万340円)などの植物酵素飲料や、ファスティング後の回復食「ファストプロミール」(10食分、同7927円)などを揃える。
 また、隣接するパルコも医療ウェルネスモール「ウェルパ(Welpa)」を2021年11月に開設し、新しい形のウェルネスを提案している。これまでの「病気になった時に行く場所」に加え、「自分をケアするための場所」である医療モールとして発信。産婦人科や皮膚科、歯科、調剤薬局のほか、フリードリンク・フリーWi-Fiなどを完備したラウンジを用意し、診療を待つ間に仕事をすることも可能だ。またフェムテック専門店「フェルマータストア(fermate store)」や自身で操作可能な全身の3Dボディスキャナも設置している。
 「日常的なセルフケアに役立つ、商品・サービスを揃え、土日も開業し、スマートフォンで事前予約、現金以外の支払いも可能にするなど、ストレスを軽減しているのが特徴です」とパルコのコンテンツ開発部の江尻裕子氏。今後は他店へも広げていくことも視野に入れる。