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涼を求めて滝めぐり! 夏に行きたい道の駅3選

2022年07月27日 11:31  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
夏のクルマ旅にオススメの「道の駅」は? キャンピングカーで車中泊をしながら、全国1,180カ所以上の道の駅を訪れた達人・浅井佑一さんにいくつかの候補地を挙げてもらいました。今回は「まずは気持ちから涼しくなりたい!」ということで、滝が見られる道の駅3カ所を教えてもらいました。


○オススメは大分「原尻の滝」



涼しさを感じるのに水辺は欠かせない。道の駅には目の前に海があるところや川が流れているところもあり、さらには滝を見ることができる場所もいくつかある。



和歌山県の道の駅「瀧之拝太郎」は、駐車場から歩いて100mほどで古座川の支流にある「瀧の拝」を訪ねることができる。



岩でできた川床に大小さまざまな穴があるなかを水が流れていて、中央には落差8mの滝がある。凸凹した川床が露出して、水路のように細くなったところを勢いよく川が流れ、迫力がある。川床に穴が開いた不思議な光景や滝の様子は橋からよく見え、川沿いにもビューポイントがある。


大分県の道の駅「慈恩の滝くす」は、流れ落ちる滝を裏側から見ることができる全国でも珍しい場所だ。道の駅の駐車場にクルマをとめると水が落ちる音が聞こえるほど、すぐ近くにある。慈恩の滝は上段20m、下段10mで合わせて30mの落差があり、水が流れ落ちる裏側から景色を眺めることができる。滝の裏側を歩いて通り抜けられる遊歩道が整備されているので、滝の中に入っていくような不思議な感覚が味わえる(※遊歩道は現在、整備中)。


そして今回、特にオススメしたいのが、大分県の道の駅「原尻の滝」である。日本の滝百選に選ばれ、「大分のナイアガラ」とも呼ばれている原尻の滝は、幅120m、落差20mの名瀑だ。目の前にかかるつり橋から眺めることができる。


山を流れ落ちるのではなく、平野に突如あらわれる滝は珍しい。間近まで歩いても行けるので、滝の迫力とともにその涼を身近に感じることができる。


■Information

「道の駅 原尻の滝」

【場所】大分県豊後大野市緒方町原尻936-1 中九州横断道路・朝地ICより約7.3㎞

【営業時間】9:00~17:30(12~2月は~16:30)

【定休日】12/31~1/1 直売所は年末年始。ほか不定休あり


浅井佑一 あさいゆういち キャンピングカー専門誌「オートキャンパー」編集部を経て、現在は旅とキャンピングカーをテーマにしているフリーライター。キャンピングカーで車中泊しながら回った道の駅は1,180カ所以上。著書に『クルマでふらりと道の駅』(雷鳥社)、『首都圏「道の駅」ぶらり半日旅』(ワニブックスPLUS新書)、『車中泊で巡る オススメ道の駅ガイド2021』(ヤエスメディアムック)など。HPは この著者の記事一覧はこちら(浅井佑一)