「新卒で就職した栄養士の仕事がブラックすぎて退職しました。朝4時~19時過ぎまで勤務。残業代なし、トイレ休憩0~1回、お昼休憩15分。手取り13万円」
こう語るのは、愛媛県在住の30代前半女性(その他/既婚/子ども1人)だ。栄養士の仕事とは、こんなにも過酷なものなのか。(文:福岡ちはや)
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「転職を3回したため、生活の質の向上は難しかったです」
女性は新卒入社の会社を退職後、再び栄養士として別の職場に就職。しかし、「同じくブラックすぎて続きませんでした……」と明かし、
「転職を3回したため、生活の質の向上は難しかったです。現在は結婚しましたが、当時は家賃の負担が大きく生活がしんどかったです」
と苦労を振り返った。
現在は年収200万円、手取り14万8000円の契約社員として働いている女性。生活感については次のように語る。
「結婚後も住宅ローンが生活を圧迫しています。もちろん、固定資産税、住民税、所得税、国保、年金、自動車税、消費税など税金で搾取される負担もありますが……。子どもを産んでも生活が大変になるし、仕事・家事育児の両立は過労死ライン超えてるから、(子どもは)1人で精一杯です」
新社会人の頃よりも月々の手取りはわずかに増えたものの、住宅ローンや子どもの養育といった新たな負担が重くのしかかる。女性は、
「非正規雇用、派遣などの社員に住宅手当として半分補助してくれる制度や賞与ができてほしいです」
と切実に訴えていた。