トップへ

「ヒロアカ」エンデヴァー風の稲田徹が生でプロミネンスバーンを披露、梶裕貴も絶賛

2022年07月24日 20:33  コミックナタリー

コミックナタリー

「HERO FES.<ヒーローフェス>2022」での様子。
堀越耕平原作によるTVアニメ「僕のヒーローアカデミア」のイベント「HERO FES.<ヒーローフェス>2022」が、本日7月24日に東京・武蔵野の森総合スポーツプラザで開催された。本記事では昼の部のレポートをお届けする。

【大きな画像をもっと見る】

2020年の配信でのイベントからは2年ぶり、有観客のイベントとしては3年ぶりとなる今回の「HERO FES.<ヒーローフェス>」。同イベントにはヒーローキャラを演じる、山下大輝、岡本信彦、佐倉綾音、梶裕貴、増田俊樹、悠木碧、井上麻里奈、畠中祐、真堂圭、喜多村英梨、名塚佳織、諏訪部順一、稲田徹、中村悠一が集結した。くじ引きで決まったという井上演じる八百万百と名塚演じる葉隠透による前説が終わると、キャラクター映像を背景にキャストが続々と登壇。自身が演じるエンデヴァーに寄せた出で立ちの稲田が「今日は、ショートと一緒の舞台に立ててうれしいぞ!」と喜びの声を上げると、エンデヴァーの息子・轟焦凍役の梶は「恥ずかしいからやめて」とばっさり告げる。ほかのキャストからもその見た目に対し「アメコミ感がすごい」といじられる稲田の姿に、会場からは笑いが溢れた。そして緑谷出久役の山下による「ヒーローフェス2022、スタート!」の声でイベントの幕が開けた。

オールマイト役の三宅健太からのコメント映像を挟み、キャスト陣による生アフレコのコーナーへ。生アフレコは「競って高みへ!AB対抗戦!」「昂れ!青春の1ページ!」「ヒーローのお仕事!倒せヴィラン!」の3つのパートにわけて、アニメ本編シーンを使って展開された。「競って高みへ!AB対抗戦!」では麗日お茶子役の佐倉、相澤消太役の諏訪部、八百万百役の井上が登場し、佐倉が暴走するデクを止めようとする麗日を、井上が拳藤一佳との戦いで奮闘する八百万を、諏訪部が第99話「ぼくらの大乱戦」での心操人使との一幕をそれぞれ再現。アフレコ時を振り返るコーナーでは、諏訪部がB組の生徒役を兼任で演じ、真堂演じる小森希乃子役は1期のとき、井上が演じていたという裏話なども飛び出した。

「昂れ!青春の1ページ!」には、切島鋭児郎役の増田、上鳴電気役の畠中、耳郎響香役の真堂、芦戸三奈役の喜多村、葉隠透役の名塚、蛙吹梅雨役の悠木が登壇。増田は第72話「烈怒頼雄斗(レッドライオット)」での切島の成長を、悠木は第51話「入れ寮」で蛙吹が心の内を激しく吐露するシーンを、情感たっぷりに見事に演じ切る。「ヒーローのお仕事!倒せヴィラン!」は、敵<ヴィラン>との戦闘シーンを中心に構成。第88話「始まりの」での敵<ヴィラン>に立ち向かうホークスと、エンデヴァーとの共闘シーンが展開され、稲田がエンデヴァーの技・プロミネンスバーンを繰り出すシーンを熱演し、片手を上げると、観客から拍手が贈られた。第106話「許されざる者」の場面になると、デク役の山下、爆豪勝己役の岡本、轟役の梶が息の合った演技で観客を魅了。アフレコ時を振り返り中村は、スパイとして動いているホークスのモノローグについて「マンガだと(解釈を)読み手に任せられるけど、映像だと気持ちを乗せなきゃいけない。そこが難しかった」と悩んだたことを明かす。また稲田演じるエンデヴァーの演技について、梶が「魂が熱くなるようなシャウトを、皆さんと生で共有できてよかった。焦凍はわからないけど、僕は満足です」と絶賛すると、身を乗り出して聞いていた稲田は「がんばってよかった」と安堵の表情を浮かべ、この日のアフレコに臨んだ思いを息切れしながら熱く語った。

そして死柄木弔役の内山昂輝と荼毘役の下野紘からのコメント映像を上映したのち、オリジナル朗読劇を2パートにわけて披露。「年末大掃除閑話」と題した朗読劇では、大掃除そっちのけで、麗日、芦戸、蛙吹がマンガの話で盛りあがり、気になるシーンが載っている巻を求めてA組の面々の部屋を回る様子がコミカルに描かれた。もう1つの朗読劇となる「続!エンデヴァー事務所」では、エンデヴァーのもとにホークスから下水道の崩落事故への救援要請が。現場を任され、状況判断を試されるデク、爆豪、轟と、それを見守るインターンの視察に来た相澤、ホークス、エンデヴァーの姿が、たびたび焦凍を贔屓目に見るエンデヴァーの様子を交えながら、丁寧に描写された。その後、アニメ6期のキービジュアルおよび、6期が10月1日にスタートすることが発表され、併せてアニメ6期第1話の先行上映も行われた。

最後の挨拶で梶は、会場に駆けつけた観客に感謝しながら「パパの愛情を感じる1日だった」とコメント。岡本は「先ほどの第1話も佳境でしたが、本誌も佳境です。ぜひずっと応援してほしい」と語り、山下は第1話を一言も話さずに観ていたキャストの姿に触れながら「演じている僕ら、スタッフさん、みんな『ヒロアカ』が大好きなんだなと肌で感じました。今日来てくださった皆さんも同じ気持ちだと思います」と語りかけた。その後山下が発した「さらに向こうへ」に続き、キャスト全員から「Plus Ultra!」の掛け声が。会場は大きな拍手に包まれながら、イベントは締めくくられた。