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日本の魅力を世界へ、コスパがハイエンドコスチュームブランドを立ち上げ

2022年07月22日 20:52  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

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キャラクターアパレル、グッズの企画・開発・販売を手掛けるコスパが、ハイエンドコスチュームブランド「コスパ エッセンシャルズ(COSPA Essentials)」を始動した。20年以上にわたりコスプレ衣装を手掛けてきたノウハウを活かし、キャラクターの設定を忠実に再現しながら高級感を兼ね備えた「デザイナーズコスチューム」を展開する。

 コスパ エッセンシャルズは、「アニメやコスプレを通して、更に日本の魅力を世界に発信したい」という想いからプロジェクトが発足。「ビューティビースト(beauty:beast)」のデザイナーを務める山下隆生がプロデューサーとクリエイティブアートディレクターを兼任し、ファッションとアートの視点を織り交ぜたコスチュームを提案する。
 同社は「作品の世界観を何よりも大切にする」「これまでのコスチューム開発で培ったノウハウを最大限活かす」「サステナブルに貢献する」「日本の技術や素材を組み込みながら製品開発を行う」といった4つの軸でブランドを運営。高級感がありながらも快適な着用感を追求したテキスタイルの開発を国内の大手繊維商社と協業し進めているという。

 プロダクト第1弾では、ディズニーが手掛けるアドベンチャーゲーム「ディズニー ツイステッドワンダーランド」のコスチュームセット(税込21万7800円)を受注販売。ディズニーの版権を得てキャラクターコスチュームを製作するのは世界初となる。商品の受注は10月を予定しており、オリジナルの生地を採用しているため合計100着程度の限定生産となる見込みだ。

 同社代表の松永芳幸は「コスプレに携わって来年で30年になる。新しいコンセプトのコスチュームを開発することでお世話になった業界に恩返しができれば」とコメント。プロデューサーの山下は「キャラクターへの愛情が深い人がより大切にしてくれる商品を提供していけたら」と語った。今後は、メタバースの世界でアバターがブランドの服を着用できるようにするなどの取り組みも検討しているという。

■コスパ エッセンシャルズ:公式サイト