2022年07月21日 14:01 弁護士ドットコム
国土交通省が主催するオンラインスクールの講師25人が全員男性だとして、ツイッター上で批判が集まっている。
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同省は7月19日、「令和4年度 都市を創生する公務員アーバニストスクール」の開講を発表。公式ツイッターで添付されたポスターには、「総勢25名の講師陣によるオンライン講義」として大学教員などの氏名と顔写真が並んでいるが、全員男性だった。
これに対し、「女性が1人も入らないってどういうことだろう」「街づくりには多様な視点が必要」などの指摘が寄せられている。
国土交通省は7月20日、公式ツイッターで「講師の皆様については、女性も含めて検討しておりましたが、 日程等の都合などから最終的にこのような女性講師がいない形となってしまいました。 今後予定している交流会等に女性講師をお願いすることも引き続き検討しております。 頂いたご意見を真摯に受け止め今後の取組に生かしてまいります。」とコメントしている。
国土交通省都市局まちづくり推進課は弁護士ドットコムニュースの取材に、「現在、追加で女性の講師による講義を複数追加する方向で鋭意調整中」と回答した。昨年は2人の女性講師がいたが、1人は今月に入り辞退、もう1人は昨年亡くなったという。
担当者は「結果として、男性のみの構成になってしまった。至らない点があったとして深く反省している」と弁明した。