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BE:FIRST、TikTokで楽しめるダンススキルとラフな表情 King & Prince「ichiban」カバー動画に集まる反響

2022年07月21日 08:01  リアルサウンド

リアルサウンド

BE:FIRST『BE:1』(CD+2BD)

 SKY-HI主催のオーディション『THE FIRST』で昨年デビューしたBE:FIRST。デビュー以降、楽曲のリリースやライブに加えバラエティにも挑戦している彼らだが、SNSでの発信も精力的に行っている。


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 グループが結成された昨年8月に開設したTikTokでは、これまでに50本以上の動画を投稿。主にアルバムなどのリリースに際したプロモーションに使用されているが、同時にダンスプラクティスや撮影の裏側も公開されている。6月10日に投稿された「ヤンチャトリオの遊び」では、“ヤンチャトリオ”の呼び名で親しまれるSOTA、MANATO、RYUHEIの3人が文字通り遊ぶ様子を見せた。遊びと言っても音楽に合わせて身体を動かすその動画のクオリティは高く、ファンからも「遊びのレベルが高すぎる」といったコメントが多数寄せられた。


 そんなヤンチャトリオの最新の投稿は、7月11日に投稿されたKing & Prince「ichiban」のダンスカバー動画だ。これが話題を呼び1日で再生回数300万回突破、その1週間後には500万回を超える反響を見せている。「大好きなichibanをichiban楽しみたい」というコメントとともに投稿されたこの動画では、SOTA、MANATO、RYUHEIのダンススキルの高さが光っていて、ダンスカバーでありながらも完璧に自分たちのものにしている。ラフな雰囲気で見せるにはもったいなく感じてしまうほどの仕上がりだ。


 さらに、彼らのダンスパフォーマンスを堪能するのに、TikTokの投稿ならではの楽しみ方も。普段ステージで見せるぴったりと全員で合うことを目指したパフォーマンスではない分、それぞれのダンスの特徴や魅力がわかりやすく伝わってくる。また細かい動きや表情はラフにこなしながらも、テンポやタイミングはさすがのクオリティで、短い動画にも関わらず多くの人の目を奪っているのだろう。


 また、普段の動画にはファンからのコメントが圧倒的に多いが、前述のKing & Prince「ichiban」カバー動画では「BE:FIRSTちゃんと知らないけど……」といった枕詞付きのコメントが目立った。ファン以外からのコメントが多く見られることが、この動画の話題性を証明していると言えるだろう。本家であるKing & Princeのファンのコメントからファン同士の交流も見られた。なかでも、画面左側で踊っていたSOTAは「左の人」として話題に。ダンスのクオリティを賞賛する声はもちろんのこと、ダンス動画にも関わらず「いい人そう」といったコメントもちらほら見られた。ダンスを楽しむ3人の姿や動画内で見せる表情が魅力的に映っていたことがわかる。


 メディアでの活躍のみならず、こうしたコンテンツを通してファンに笑顔を届け続けているBE:FIRST。ファンが生み出した呼称である“ヤンチャトリオ”を本人たちがキャッチフレーズとして使っているのも、ファンからしたら嬉しい点だろう。TikTokを筆頭に、SNSを通して発信される彼らの活動は、既存のファンを楽しませるだけでなく新たなBESTY(BE:FIRSTファンの総称)を生み出すきっかけにもなるかもしれない。(フルヤトモコ)