劇場アニメ「かがみの孤城」の超特報映像が公開された。
【大きな画像をもっと見る】2022年冬に公開される「かがみの孤城」は、辻村深月の小説が原作。学校での居場所をなくし家に閉じこもっていた中学生・こころをはじめとした少年少女たちが、鏡から行き来できる城のような建物に集められることから物語は動き出す。特報ではこころの声を初披露。映像は「たとえば、夢見る時がある。転入生がやってくる。その子はなんでもできる、素敵な子」というこころのモノローグで始まり、こころがどこかへ歩き出している足元や、光る鏡に手を触れようとしている手元のほか、7枚の鏡が並ぶ広間、海の上にそびえ立つ城などの情景が映し出されている。
さらにスタッフ情報も明らかに。監督を「映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」「河童のクゥと夏休み」「カラフル」「百日紅~Miss HOKUSAI~」を手がけた原恵一が務め、制作をA-1 Picturesが担当する。原監督は「監督は孤独だ」と述べつつも、「そんな監督仕事ではあるが、甘美な瞬間がある。それは作品が、自分の思っている以上のものになる予感を感じた時、監督をやって良かった、としみじみ思うのだ。今、『かがみの孤城』という映画を作りながら、そういう予感を感じ、ワクワクと仕事をしている」と語った。
また「生徒役声優オーディション」が開催決定。指定のセリフを読む動画を「#かがみの孤城オーディション」を付けてTikTokやYouTubeに投稿することで応募できる。公式サイトには募集要項の詳細を掲載。なお7月28日にはアニメ「かがみの孤城」の続報が発表される。
■ 原恵一(監督)コメント
監督は孤独だ、などと云う。それは実際その通りで、自分は孤独では無い、なんて云う監督は大嘘付きか大馬鹿者だし、孤独に耐える覚悟が無い人間は監督なんかやるべきじゃない。スタッフ、キャストの仕事をジャッジして、OK、NGを決め、進むべき方向を示さなければならない。それは個人の意地を貫くことで、故にその責任を負うには孤独である必要があると思うのだ。
そんな監督仕事ではあるが、甘美な瞬間がある。それは作品が、自分の思っている以上のものになる予感を感じた時、監督をやって良かった、としみじみ思うのだ。今、『かがみの孤城』という映画を作りながら、そういう予感を感じ、ワクワクと仕事をしている。
■ 「かがみの孤城」
2022年冬公開
原作:辻村深月「かがみの孤城」(ポプラ社刊)
監督:原恵一
配給:松竹
アニメーション制作:A-1 Pictures
(c)2022「かがみの孤城」製作委員会