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矢沢あい原画展が本日から、展示品は300点!元生徒会副会長の横澤夏子も思い出に浸る

2022年07月20日 14:35  コミックナタリー

コミックナタリー

「天使なんかじゃない」に関する展示エリア。(c)矢沢あい/集英社
矢沢あいの原画展「ALL TIME BEST 矢沢あい展」が、本日7月20日から8月8日まで東京・新宿高島屋の11階特設会場で開催されている。本日、会場オープン前にプレス内覧会が実施された。

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「ALL TIME BEST 矢沢あい展」のコンセプトは、その名の通り「ALL TIME BEST」。展示エリアを“ベストアルバム”に見立て、矢沢自身が総監修を担当した原画展だ。ベストアルバムらしく原画展は6つの“Track”で構成。さらに愛用の画材やりぼん(集英社)の付録、コラボレーションアイテムなどを披露する「SPECIAL REEL」と題したエリアも用意された。展示総数は300点におよび、直筆原画やイラスト、関連資料、付録カットや予告カットなどを堪能できる。

「Track0」では、ファッション誌の元編集長・佐藤誠二朗によるストリートファッションの解説書「ストリート・トラッド~メンズファッションは温故知新」に掲載された挿画がお目見え。2018年刊行の同書に寄せた挿画は、貴重な近年の画業だ。「Track1」から「Track5」までは「Paradise Kiss」「ご近所物語」「天使なんかじゃない」「下弦の月」「NANA」にそれぞれ焦点を当て、カラーイラストと原画が展示された。シックな装飾で彩られた「Track1 Paradise Kiss」では、「Paradise Kiss」1巻のカバーや表紙、帯の製版指定、特色インキの指定など、印刷の裏側に迫る資料も開示。「Track2 ご近所物語」は実果子、リサ、ピィちゃん、ジロー、新太郎、勇介、バディ子、歩、ツトムが大きくデザインされた、ポップなピンク色の壁面が来場者の目を引く。「Track3 天使なんかじゃない」はカラーインクで描かれた原画が見どころ。「Track4 下弦の月」のエリアは一転、ダークでミステリアスな雰囲気となり、暗色の壁に並べられた原画を眺めることで作品世界への没入感が高まる。

そして「Track5 NANA」へ。「ねえナナ あたし達の出会いを覚えてる?」というセリフとイラストが壁面に大きくデザインされ、ナナと奈々の楽しくもシビアな東京生活をカラーイラストとモノクロ原稿で振り返ることができる。

プレス内覧会では矢沢作品ファンのお笑い芸人・横澤夏子をゲストに迎えた開会セレモニーも実施。本日7月20日が32歳の誕生日だという横澤は「矢沢作品を読んで成長してきました。原画展を回って、青春時代を作品とともに過ごしてきた思い出がよみがえります。矢沢あい先生に育ててもらったんだなと」と懐かしげな様子。「初めて読んだ矢沢あい先生の作品は『天使なんかじゃない』。晃とタキガワマンのカッコよさ、大好きでした……! 高校時代は(翠と同じく)生徒会の副会長もしたんです。晃とタキガワマンはいませんでしたけど(笑)」と笑いを誘った。さらに「NANA」に登場する幸子の「わざとだよ?」を真似していたというエピソードも披露。最後に「原画展を見て回ると名シーン、名セリフだらけで『最高!』『これも最高!』となります。たっぷり時間を用意して来場してほしいです」とこれから来場するファンに呼びかけた。

「ALL TIME BEST 矢沢あい展」は新宿高島屋で開催されたのち、8月24日から9月12日まで大阪・大阪高島屋、9月21日から10月10日まで神奈川・横浜高島屋を巡回。オリジナルグッズなども販売される。

■ 「ALL TIME BEST 矢沢あい展」
会期:2022年7月20日(水)~8月8日(月)
時間:10:30~19:00(19:30閉場)※最終日は17:30まで(18:00閉場)
会場:東京都 新宿高島屋 11階催会場

会期:2022年8月24日(水)~9月12日(月)
時間:10:00~18:00(19:00閉場)※最終日は16:30まで(17:00閉場)
会場:大阪府 大阪高島屋 7階グランドホール

会期:2022年9月21日(水)~10月10日(月・祝)
時間:10:00~18:00(19:00閉場)※最終日は16:30まで(17:00閉場)
会場:神奈川県 横浜高島屋 ギャラリー8階