職場で上役から宗教の勧誘をされたとき、無下にもできず追い込まれてしまう場合もある。キャリコネニュースで「職場で宗教勧誘されたことある人」をテーマにアンケートを実施したところ、こんな悲しい体験談が寄せられた。
埼玉県に住む30代後半の男性(事務・管理/年収250万円)は、とある新興宗教を信じる職場の教育担当に「完全に狙われていました」と振り返る。(文:okei)
※キャリコネニュースでは「職場で宗教勧誘されたことある人」をテーマにアンケートを行っています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/68399KNQ
「仕事中、事あるごとに『運命』の説法などを耳打ちしてきたり…」
その勧誘が始まったのは、「教育担当の上長が行った研修会」でのことだった。
「二人きりで始まった研修だったが、資料を開き始めて数分後に 『これはもういい。君は輪廻ってあると思うかな?』 と話が思わぬ方向へ。適当に話を合わせていると『同志』と思われたようで、執拗に家に来るように迫られた」
男性は職場の上長という相手の立場を尊重し、適当に話を合わせてしまったのだろう。
「後で他の同僚達に聞いたらとある新興宗教の熱心な信者のようで、研修にかこつけて勧誘行為を社内で繰り返し行っているのだという」
どうやら社内では有名な人物だったようだ。しかし会社として何か対処している様子はなく、
「その後も仕事中、事あるごとに『運命』の説法などを耳打ちしてきたり、休憩中には『カルマ』について一方的に話し続けられたり。完全に狙われていました」
と当時を振り返る男性。これでは仕事どころではなかっただろう。結局、「さすがに気味が悪くなり、退職せざるを得なかった」と辛い選択を報告していた。