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グッチが支援「浅間国際フォトフェスティバル」が長野・御代田で開幕、特別展には森山大道が撮影した志尊淳のポートレイトなど展示

2022年07月17日 20:41  Fashionsnap.com

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グッチ特別展「NEW GENTLE MAN 新時代の紳士の肖像」

Image by: GUCCI
「グッチ(GUCCI)」がメインスポンサーを務める「浅間国際フォトフェスティバル2022 PHOTO MIYOTA」が、長野県の御代田町にある複合施設MMoP(モップ)で開幕した。会期は9月4日まで。

 浅間国際フォトフェスティバルは、2018年から始動した浅間山の麓の自然の中で五感で写真体験ができるアートフォトの祭典。3年ぶりのリアル開催となる今年は、御代田町にある複合施設MMoPを会場に、「Mirrors & Windows(鏡と窓)」をテーマに掲げ、アートフォト専門誌「IMA」のキュレーションにより国内外の作家が出展。屋内のほか、屋外も地形や作品の特性を活かした展示方法で写真の魅力を伝える。
 催しに合わせ、敷地内には新たに御代田写真美術館が開館。同館では、グッチの特別展として、若手から大御所まで国際的に活躍する日本人写真家7名が「新しい時代のジェントルマン」をテーマにグッチをまとった男性を撮り下ろした作品を展示している。森山大道 × 志尊淳(俳優)をはじめ、木村和平 × 井浦新(俳優)、小林健太 × 石上純也(建築家)、沢渡朔 × 吉田修一(作家)、野村佐紀子  × 金子ノブアキ(ミュージシャン/俳優)、細倉真弓 × 森岡督行(森岡書店代表)、水谷吉法 × 久住有生(左官職人)の7組が、写真における最も重要なジャンルの一つである「ポートレイト」を撮影。温室や洋館、銀座の街、被写体自身が設計した空間など様々なロケーションで撮影に臨み、それぞれの作家の特徴的な表現方法で、モデルとなった被写体を切り取った。

 展示を記念して、特別展で発表された作品を収録した限定版写真集「NEW GENTLEMEN」が300冊限定で発売するほか、8月23日から28日までの期間限定で被写体としても参加した森岡督行が代表を務める森岡書店 銀座店でも販売。グッチ六本木メンズショップでは7月28日から9月4日まで、写真家森山大道が志尊淳を撮り下ろした作品にフィーチャーした写真展「NEW GENTLEMEN by Daido Moriyama featuring Jun Shison」を開催する。
 フォトフェスティバルでは他にも、鮮烈な色彩感覚でファッションフォトグラフィーの分野でも活躍するオランダ人写真家 ヴィヴィアン・サッセンの近作「Venus & Mercury」や、日本を代表する石内都が1980年代に撮影した「連夜の街」のカラー版をダイナミックに展示するほか、ウクライナ出身でアメリカを拠点にする写真家のイェレナ・ヤムチュックが2014~2019年オデッサに住む若者の姿を捉えた作品など、総勢20名の写真家・アーティストの作品がラインナップする。


■浅間国際フォトフェスティバル2022 PHOTO MIYOTA会期:2022年7月16日(土)~9月4日(日)   水曜日定休(8月10日を除く)*屋外展示は自由にご覧いただけます時間:10:00 - 17:00(屋内展示の最終入場 16:30まで)会場:MMoP(モップ)長野県北佐久郡御代田町大字馬瀬口1794-1アクセス:東京駅からJR北陸新幹線「軽井沢」下車(約1時間)、しなの鉄道に乗り換え「御代田駅」下車(約20分)、御代田駅から徒歩10分入場料:一部有料主催:浅間国際フォトフェスティバル2022 PHOTO MIYOTA実行委員会公式ホームページ ■PHOTO MIYOTA出展写真家細倉真弓(日本)、石内都(日本)、キム・ジンヒ(韓国)、グレゴリー・エディ・ジョーンズ(アメリカ)、エリック・ケッセルズ(オランダ)、木村和平(日本)、小林健太(日本)、ピクシー・リャオ(中国)、トーマス・マイランダー(フランス)、水谷吉法(日本)、森山大道(日本)、野村佐紀子(日本)、大杉隼平(日本)、ロバート・ザオ・レンフイ(シンガポール)、ヴィヴィアン・サッセン(オランダ)、沢渡朔(日本 )、ロレンツォ・ヴィットゥーリ(イタリア)、イェレナ・ヤムチュク( アメリカ)、吉田志穂(日本)