赤塚不二夫原作によるアニメ「おそ松さん~ヒピポ族と輝く果実~」の舞台挨拶が本日7月16日に東京・新宿ピカデリーで開催され、おそ松役の櫻井孝宏、カラ松役の中村悠一、チョロ松役の神谷浩史、一松役の福山潤、十四松役の小野大輔、トド松役の入野自由が登壇した。
【大きな画像をもっと見る】7月8日に封切られ、公開2週目に入った「おそ松さん~ヒピポ族と輝く果実~」。6つ子キャスト全員が揃った貴重な舞台挨拶は、終始「おそ松さん」らしい笑いの絶えないムードで行われた。まず公開を迎えての感想を聞かれると、お互いに回答権を譲り合いなかなか答えを出さない一同。「おそ松さん」初のアドベンチャー作品という点について司会から聞かれるも、中村は台本を読んでも意味がわからなかったと首をひねり、福山もそれに同意する。そこで“アドベンチャーだったかどうか”を中村が観客に問うと、観客は拍手で肯定。しかし続けて“泣いたかどうか”を問うと、ほとんど拍手が聞こえない様子にキャスト陣からも笑いが起きた。
アフレコに関するエピソードでは、「棒読みで」と指示があったというあるシーンについて、神谷の演技が独特だったと小野が指摘。神谷がイヤミ役の鈴村健一の演技を参考にしたと話そうとすると、鈴村が社長を務める事務所に所属する櫻井・中村がそれを止めようとしてみせる一幕も。「おそ松さん」のアフレコでは、6人のうち一番最初に演じた人の方向性にほかの5人が追随していく傾向があると話すキャスト陣。“ヤンキー松”や“トトデレラ”についても触れながら、今回の映画にもそうした場面が見られるとうなずき合った。
TVアニメのスタートから6周年を迎えた「おそ松さん」。6年間で一番変わったと思う人は?という司会者からの質問に一同が首をひねる中、櫻井がかろうじて福山の髪が伸びたことを指摘する。一方入野は、今後さらに変わっていくために「マッスルマッスル!ハッスルハッスル!」をはじめとする十四松おなじみのセリフを禁止することを提案。ほかのキャスト陣からも一方的に追い詰められた小野はついに折れ、新たな名言を生み出すことを宣言した。
最後の挨拶で入野は自身が開発に携わったNEW ERAコラボキャップや、ベビースターラーメンといったグッズをアピール。そのキャップをいくつもかぶってみせた福山は「この帽子、重ね着が可能です!」と見事な着こなしを披露する。神谷は笑いの絶えなかった舞台挨拶を「あとで反省すると思います」と冗談めかして謝罪。中村は「皆さんこれから毎日寝られないと思います」と2023年上映予定の次作への期待を煽り、櫻井は「こうして長編の新作を届けられて、次の約束もできているのはうれしいこと」と感謝を述べて舞台挨拶を締めくくった。
なお本日行われた2回の舞台挨拶の模様は、明日7月17日12時から24日23時59分まで見逃し配信が行われる。各公演チケットが税込1100円、特典付き2公演通しチケットが2200円で販売中だ。
■ アニメ「おそ松さん~ヒピポ族と輝く果実~」
上映中
□ スタッフ
原作:「おそ松くん」赤塚不二夫
監督:小高義規
脚本:松原秀
キャラクターデザイン:安彦英二
美術監督:田村せいき
色彩設計:垣田由紀子
撮影監督:福士享、佐藤陽一郎
編集:坂本久美子
音楽:橋本由香利
音楽制作:エイベックス・ピクチャーズ
音響監督:菊田浩巳
アニメーション制作:studioぴえろ
配給:エイベックス・ピクチャーズ
□ キャスト
櫻井孝宏、中村悠一、神谷浩史、福山潤、小野大輔、入野自由、遠藤綾、鈴村健一、國立幸、上田燿司、飛田展男、斎藤桃子 ほか
(c)赤塚不二夫/おそ松さん製作委員会