2022年07月15日 11:31 リアルサウンド
テクノロジーを駆使し新たな表現を追求するクリエイティブ集団、 エムプラスプラス株式会社は、 コロナ禍に発表したLEDマスクや、 LEDコスチュームなどのオリジナルプロダクトをアップデートし、公開した。
2020年6月に発表されたLEDマスクは、 現代を象徴するマスクをモチーフに、 無線同期により新しい演出を行うことが可能になっている。 以降、 文化庁メディア芸術祭の審査委員会推薦作品にも選出され、 MVや企業イベントなど様々な場面で使用されている。 今回のアップデートでは、 高画質になり着脱も容易になっているため、 より幅広い演出での活用が可能になった。
第二弾となるLEDコスチュームは、 自社で衣装デザインから設計し、 壊れにくいLED配置をガイドライン化することで、 より動きやすくメンテナンスしやすいデザインを実現した。
エムプラスプラスではオリジナルプロダクト開発に加え、 これらを駆使したパフォーマンスショーケースの制作も可能になった。 パフォーマンスショーケースの様子は、 現在出演中の米国オーディション番組「America’s[MOU3] Got Talent 2022」( https://youtu.be/ReAusknSMms )でも放送されている。 これらのパフォーマンスはイベントに合わせたカスタマイズも可能になっている。
・LED MASK / LEDマスク
バッテリーと制御デバイスがマスクの後頭部側に内蔵され着脱が簡単なLEDマスク。 高解像度バージョンと低解像度バージョンの2種類作成。 高解像度は幅15cm x 高さ12cmの面積のマスク部に1,280個のLEDを使用。 低解像度は幅15cm x 高さ10cmに384個のLEDを使用。 どちらも高輝度LEDを使用しているため遠くからでも視認しやすく、 イベントなどでロゴや文字の映像を表示すると効果的な演出が可能である。 イベント向けのパフォーマンスの開発やレンタルを行っている。
・MPLUSPLUS ORIGINAL LED COSTUME ver.2 “Shining Force”
3,173個のLEDを使用したMPLUSPLUSオリジナルデザインのLEDコスチューム。 衣装に装着されたLEDが激しい動きによって壊れることへの解決法として、 問題点を洗い出した上で実験を繰り返し、 故障しにくいLEDの配置のガイドラインを完成させた。 また、 故障に関する改善だけでなく動きやすさやメンテナンスのしやすさにも工夫されたデザインとなっている。 LEDマスクや他のプロダクトと組み合わせたパフォーマンスも可能になった。(リアルサウンドテック編集部)
論文:Design Guidelines on LED Costumes for Dance Performances
エムプラスプラスと神戸大学が研究したLEDコスチュームのデザインガイドラインについての論文が下記で公開されている 。
https://www.mdpi.com/2411-9660/3/4