採用面接を受ける際、その業界や会社に憧れの気持ちを持って臨む場合もあるだろう。バスの運転士をしている40代前半の男性(愛知県/設備・交通・運輸/正社員・職員/年収450万円)は、「バス会社の採用試験」を受け、憧れが打ち砕かれたときのエピソードを綴っていた。(文:永本かおり)
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「まるで『お前には興味はない』と言わんばかり」
男性は現在バスの運転士として働いているが、昨年10月に大阪のとあるバス会社に応募。「幸い書類選考に合格し、面接に挑みました」と語る。その面接について、こんな風に書いていた。
「面接官は二人。事務系と現場系の方のように見えました。まず事務系の方からいろいろと質問がありましたが、その間、現場系の面接官がずっと机に携帯電話を置いて操作していました」
やる気の見えない態度の現場系面接官に、男性は
「まるで『お前には興味はない』と言わんばかり」
だと感じてしまった。
「さすがにその当人が質問する時は、操作はしていませんでしたが。そのバス会社に私はあこがれており、『こんな奴らと働かないといけないのか』と失望しました」
と落胆を綴る男性。会社に憧れの気持ちがあったからこそ、ショックは大きかっただろう。結局、
「もちろん選考は辞退しました。応募に費やした労力を返してほしいです!友人達にこのことを話すと『そんな会社行かんでよかったな!』という意見ばかりです」
と吹っ切ったように報告している。最後は、
「面接とは応募者にとって最大のセールス場面ですが、同時に会社にとっても絶好のセールス場面であると思います。本当に残念で悔しい出来事でした」
と面接に対する自分の意見を書いていた。
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