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「霧のアーティスト」中谷芙二子の企画展が姫路市立美術館で開催、姫路城を借景として作品を公開

2022年07月14日 15:01  Fashionsnap.com

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《立ち雲》雲インスタレーション #07240 グゥアル公園、ショーモンシュルロワール(フランス) 2013年 Photo by Eric Dufour
霧のアーティストとして知られる中谷芙二子による企画展「中谷芙二子 霧の彫刻 #47769 白鷺が飛ぶ」が、姫路市立美術館で開催される。会期は7月16日から2023年3月12日まで。

 中谷は1933年生まれ。アメリカの大学を卒業後、初期の絵画制作を経て、ロバート・ラウシェンバーグ(Robert Rauschenberg)らが結成した芸術と技術の実験グループ「E.A.T.」に参画した。1970年に大阪万博ペプシ館で初めて人工霧による作品「霧の彫刻」を発表して以来、世界各地で80を超える霧の作品を発表している。
 企画展は「オールひめじ・アーツ&ライフ・プロジェクト」の主要事業の1つである「庭園アートプロジェクト」として開催。庭園アートプロジェクトは姫路市立美術館および美術館の庭園と姫路城からなる景観を作品化する取り組みで、中谷は2022度から2024年度まで庭園アートプロジェクトを手掛ける。初年度である今年度の企画展では、姫路城を借景として霧の彫刻を発表。タイトルの「白鷺が飛ぶ」には、未来への飛翔という願いを込めたという。霧は10時から閉館までの間、約1時間ごとに10分程度発生。また同展の開催を記念して、17日には美術館の前庭で中谷と日比野克彦によるトークイベントを実施する。

■中谷芙二子 霧の彫刻 #47769 白鷺が飛ぶ会場:姫路市立美術館 前庭会期:2022年7月16日(土)~2023年3月12日(日)開園時間:10:00~17:00休園日:毎週月曜日(祝日、休日の場合を除く)入園料:無料主催:姫路市立美術館※7月19日(火)、9月20日(火)、10月11日(火)、12月28日(水)~2023年1月3日(火)、1月10日(火)は休園※発生の時間・周期は変更の可能性あり公式サイト