携帯電話会社の契約社員として働く30代前半女性(京都府/未婚)は、自身の経歴をこう語りだした。
「私は就職氷河期の2011年に大学を卒業しました。いくつもの就職試験を受けましたが内定はもらえず、就職先が決まっていないまま大学卒業となりました。お金がないと困るので正社員にこだわるのはやめ、フリーターや派遣社員として2019年まで働き、2019年9月に今の会社に契約社員として採用してもらえました」
女性は年収250万円、手取り17万7000円で、新卒の就活時から苦労を重ねてきたようだ。(文:福岡ちはや)
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「1人だけ待遇が違うのに、このコロナ禍で毎日出社させられる」
女性は、現在の仕事や給与に対する不満をキャリコネニュースに打ち明ける。
「同志社大学を卒業しているのですが、割と有名大学なのでこれほど就職に困るとはまったく想定していませんでした。同年代の正社員の女性がもっと高いお給料やボーナスをもらっていることを考えると、なぜ私はこんな目にあわないといけないのかとやりきれない気持ちでいっぱいです」
女性の仕事内容は「電波が悪く困っているお客様に無償で電波改善のための訪問をしており、その訪問のアポイントを電話で取ったり、その他の事務」というもの。しかし、
「同じ仕事を担当している人がほかに4人いますが、みんな正社員です」
と不満げだ。コロナ禍で始まった週何日かの在宅勤務も最近ではなくなり、女性は「1人だけ待遇が違うのにこのコロナ禍で毎日出社させられることに強く不満を感じています」とやりきれない思いを綴っていた。
「幸い人間関係は良好なので仕事は続けておりますが、現在もっとお給料の高い会社に転職を考えています」
と、やはり現在の待遇には納得がいかず、常に転職が頭の隅にあるようだ。
「貯金がない。結婚式を挙げれるのかとても不安」
現在は「実家暮らしなので生活には支障は出ていない」という女性だが、
「それでも両親が離婚し母と2人なので、毎月何とかやっていってる感じです。普段の生活に加えて、女性なので化粧品を買ったり、ファッションが大好きなので洋服や靴を少し買ったりするとすぐにお金がなくなり、貯金はありません」
と生活の不満を明かす。また、現在交際中の相手がいるものの、一番の悩みは結婚式費用の貯金がないことだ。
「まだ付き合い始めたばっかりなのでお相手がどう考えているかはわかりませんが、私は結婚も見据えています。もともと結婚願望が強く、1人っ子ということもあり、できるだけ早く結婚したいと考えています」
と希望を明かし、「結婚式は絶対挙げたい」とのこと。だが自分の貯金がなく、相手の収入も不明のため「結婚式を挙げれるのかとても不安です」と漏らす。
「ちなみにお相手は正社員です」とも綴っているが、相手に頼ることは考えていない様子。女性は「とりあえず今できることとして、自分がよりお給料の高い会社に転職することが最優先と考えています」と投稿を括った。