「ドラゴンボール超」応援上映のサイリウムに野沢雅子らがアイドル気分、鳥山明の裏話も

鳥山明原作による映画「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」の応援上映付き舞台挨拶が、本日7月9日に東京・新宿バルト9で開催され、孫悟空・孫悟飯・孫悟天役の野沢雅子、ピッコロ役の古川登志夫、ビーデル・パン役の皆口裕子が登壇した。なお本記事は映画のネタバレも含むため、これから鑑賞する人はご注意を。

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野沢はペンライトが光る客席を見渡し、「なんていう物かわからないですけどキレイですね！」と満開の笑顔。古川も「アイドルになった気分です」と喜ぶ。公開から4週目を迎え、周りの反応はどうかと聞かれたキャスト陣。古川は「Twitterのフォロワーが爆上がりしてびっくりしました。絶賛のリプをいただいております」と明かし、皆口は「友達や事務所の後輩から『観たよ！』っていう連絡がたくさん届きました」と報告する。野沢は「私も事務所のいろんな人たちから『マコさん観ましたよ！』って言ってもらって、『よかった。観なかったら怒ろうと思ってた！』と返しました」と笑いを誘った。

同作ではレッドリボン軍が生み出した最凶兵器・セルマックスが登場することについて、野沢は「びっくりしました！ 最初、セルマックスって何？って。鳥山先生は本当にすごい。よくこんなに次から次へといろんなキャラクターを生み出せるなと思います」とコメント。さらに「鳥山先生も喜んでました。試写会で一緒に観た帰り、『野沢さん、面白かったですねー！』っておっしゃってきて、『面白かったですけど、先生がお描きになったんですよ』って（笑）」と、鳥山との貴重なエピソードを披露する。古川が「若本さん大変だろうなって思いました」とセルマックスを演じる若本規夫を労うと、皆口は「収録終わりの若本さんを見かけたんですけど、すごくお疲れになってました」と証言した。

また同作には孫悟飯とピッコロの覚醒した姿として、孫悟飯ビースト、オレンジピッコロが登場する。古川は司会からシャツの色について突っ込まれ、「今日はネタバレOKということでオレンジを選んできました。そしたら裕子ちゃんもね……」と皆口に話を振る。古川と同じくオレンジ色のシャツを着てきた皆口だが、胸元を飾るモチーフはなんと自分で作ったそう。皆口は「レッドリボン軍の『RR』じゃなくて、よく見ると『PP』の“ピッコロパン軍”なんです」とうれしそうにシャツを見せ、野沢と古川が「すごいでしょう！」「裕子ちゃんのこういうところが大好き」と大絶賛した。

野沢は孫悟飯ビーストについて「カッコよかった。今まで悟飯はお勉強ばかりでしたけど、いざというときには出ていくのが素晴らしい。やっぱり悟空の息子です」と誇らしげ。古川はオレンジピッコロについて「ほかのキャラはどんどん進化していくでしょ。ピッコロは髪がないから伸びもしないし、ずっとグリーンのままだったんですね。いつかは……と思ってたら今回ようやく。だからうれしくってオレンジのシャツを買いました」と話す。

パンの話題では、みんなが口々に「かわいい！」とコメント。皆口は「ピッコロさんとの関係がいいですよね。悟飯さんとピッコロさんのことを思い出す」と言い、「3歳のパンちゃんを初めて演じたんですけど、隔世遺伝のように悟空おじいちゃんが私の中にいるんですよね。マコさんを真似しようとしてるわけじゃないのにイントネーションとかが似てきちゃう。それが自分でちょっと不思議でした」と述懐した。

イベントでは入場特典第3弾と第4弾として配布される「厳選シーン＆台本ビジュアルボード」から、1つのシーンを生アフレコするコーナーも。賑やかなトークから空気がグッと変わり、キャスト陣がさすがの演技を披露。最後に野沢は「いつも皆さんに『1人ひとりが、5人ぐらいに勧めてね』って言ってますけど、今日はちょっと増えます。10人ぐらい！」と茶目っ気たっぷりにお願いし、イベントを締めた。

■ 「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」
公開中

□ スタッフ
原作・脚本・キャラクターデザイン：鳥山明
監督：児玉徹郎
作画監督：久保田誓
音楽：佐藤直紀
美術監督：須江信人
色彩設計：永井留美子
CGディレクター：鄭載薫

□ キャスト
野沢雅子、古川登志夫、久川綾、堀川りょう、田中真弓、草尾毅、皆口裕子、入野自由、神谷浩史、宮野真守、ボルケーノ太田、竹内良太