日本では諸外国に比べ、根拠のない血液型別のタイプ診断を信じる人が多い。しかし、面接で血液型を聞いたり、ましてや型によって性格を決めつけたるのはご法度だ。キャリコネニュースが行うアンケートにも、血液型に関するエピソードが寄せられている。(文:草茅葉菜)
※キャリコネニュースでは「面接での信じられないエピソード」をテーマにアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/74FZSHAJ
O型と答えると「大雑把だけど、まぁ、やる気あるなら良い」
厚労省は、採用選考のガイドラインで「家族構成」など業務に関係ない質問はすべきではないと呼びかけている。しかし東京都の30代男性(設備・交通・運輸/正社員・職員/年収450万円)は、
「ずいぶん前だけど、割と有名なインテリア雑貨の店で、血液型と家族構成を聞かれましたよ」
と明かす。さらに「『うわー、この人やっちゃった…』って内心思いました笑」と当時を振り返った。
兵庫県の30代女性(医療/正社員・職員/年収350万円)は、とある歯科医院での面接で、
「あなたの血液型は?兄弟構成は?と聞かれ、B型の一人っ子です。と答えると、『だいたいわかったわ。もういいよ、帰って』と言われました」
と、血液型だけで人柄を判断されてしまったことを明かした。そんな職場では働かないのが正解だろう。
また愛知県の50代女性(事務・管理/パート・アルバイト/年収100万円未満)も同じような経験をしたという。
「トラック協会の事務局長と面接した時、血液型を聞かれてB型とAB型は自分自身合わないから教えて欲しいと言われました」
女性の血液型は「O型」だと答えると、
「大雑把だけど、まぁ、やる気あるなら良いと言われました。仕事出来ない奴はいらないから、私についてこれないなら辞める覚悟して」
と、勝手に「大雑把」だと決めつけられたという。その後採用されたが、最終的には「いらないから辞めて下さい」と言われて退職することになった。血液型による性格の違いは科学的に証明されていないため、偏見を持つべきではないだろう。
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