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もっとすごすぎる天気の図鑑 第5回 【気を付けて!】「疲れた、眠い」それ熱中症のサインかも? - 覚えておきたい応急処置フローチャート

2022年07月08日 16:31  マイナビニュース

マイナビニュース

画像提供:マイナビニュース
知れば空を見上げるのがもっと楽しくなるかもしれない!? 27万部突破のベストセラー『すごすぎる天気の図鑑』の第2弾であり、累計34万部(電子書籍含む)の人気シリーズ新作『もっとすごすぎる天気の図鑑』(2022年4月発売・KADOKAWA刊)より、一部を紹介します。



著者はSNSで天気や災害に関する情報をわかりやすく発信している"雲研究者"の荒木健太郎先生です。身近だけれど意外と知らない空と雲のこと、この夏はちょっと理解を深めてみてはいかがでしょうか。



最終回の第5回は、「夏の『疲れた』『眠い』は熱中症のサイン?」です。

○夏の「疲れた」「眠い」は熱中症のサイン?



暑い夏に疲れた・眠いと感じたら、それは熱中症のサインかもしれません。



熱中症は、体が暑さに適応できずに起こる病気です。人は体温が上がると汗をかいて体温調整しますが、これがうまく機能しないと発症します。めまいや筋肉痛、頭痛、吐き気などの症状があり、ひどいと意識をなくし、命を失うことも。実際、猛暑の年には1000人以上が亡くなっています。



「暑いと思うのはがまんが足りない」などという人がいますが、いくら屈強な人間でも暑さには耐えられません。みなさんは絶対に暑さをがまんしないでください。不調を感じたらすぐにまわりの大人に伝え、涼しい場所で水分を補給して休憩を。熱中症かもしれないと思う症状が近くの人などに出たときのために、応急処置のフローチャートを載せました。まわりの大人に助けを求め、適切に処置してください。


夏の空は楽しいですが、危険な暑さになることもあります。暑さの情報を使って、安全に過ごしましょう。

豆知識

熱中症による死亡者の約8割が高齢者です。暑さやのどの渇きを感じにくく、熱中症にかかりやすいのです。暑い日にはこまめな水分補給をすすめ、昼夜を問わず部屋の温度を調整するなど、気にかけてあげましょう。


なお、荒木先生のYouTubeチャンネル「荒木健太郎の雲研究室」では動画での解説もしています。


○『もっとすごすぎる天気の図鑑』(KADOKAWA刊)


著者:荒木健太郎、定価:1,375円(電子版もあり)

知れば空を見上げるのがもっともっと楽しくなる! 27万部突破のベストセラー『すごすぎる天気の図鑑』がも~っと詳しく、さらに濃くなった第2弾!

おもしろくてためになる、天気にまつわる知識を、今回も図解やイラスト、写真をふんだんにつかって詳しくご紹介します。とっておきのネタを教えてくれるのは、日本でいちばん有名な気象学者・雲研究者の荒木健太郎氏。雲・空・気象・天気に「季節」の章も加えて、子どもから大人まで楽しめる内容です。「雲の中に入るとどうなる?」「世界一簡単な彩雲の探し方」「カラフルな雪がある」「氷点下50℃以下で聞こえる星のささやき」など、誰かに話したくなる、71のトリビアが満載!



公式サイト:『すごすぎる天気の図鑑』



荒木健太郎 あらきけんたろう 雲研究者、気象庁気象研究所研究官、博士(学術)。専門は雲科学・気象学。防災・減災のために、災害をもたらす雲のしくみの 研究に取り組んでいる。映画『天気の子』気象監修。『情熱大陸』など出演多数。主な著書に『すごすぎる天気の図鑑』『もっとすごすぎる天気の図鑑』(KADOKAWA刊)ほか。 SNS:Twitter(@arakencloud)、Instagram(@arakencloud) この著者の記事一覧はこちら(荒木健太郎)