普段と違う場所で仕事を行う出張では、予期せぬトラブルが発生することもある。特にそれが海外だった場合、なおさらその確率が上がるだろう。東京都の60代男性(教育・保育・公務員・農林水産・その他/年収600万円)は、海外出張でのハプニングを2つ綴った。(文:草茅葉菜)
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同行者の親族が亡くなってしまい……
まず一つ目は、出張先のカンボジアで携帯電話をスられたことだという。
「たまたま帰国便が1日遅延になり、1日(ちょうど休日だった)自由時間ができたため、宮殿の見学に行ったら、そこでスリにあった」
男性は「取り戻せることはない」と諦めていたものの、保険などの手続きに必要な書類を作るために警察に届け出た。
「お互い不自由な英語で、グーグル翻訳などを使いながら『盗難証明』を出してもらった」
と、なんとか事後処理したことを綴っている。
二つ目のハプニングは、海外出張中に同行者の親族が亡くなってしまったという出来事だ。
「帰国途中で、1日観光をして帰る予定だったが、その移動中に訃報の着信。すべての予定をキャンセルして、買ったばかりの列車の切符は払い戻して、帰国便変更の交渉」
と、かなりドタバタしていた様子が伺える。結果として「その日の昼の日本行きは既に間に合わなかった」ものの、数時間後の便で帰国したそうだ。海外でトラブルが発生すると焦ってしまうが、この男性のように落ち着いた対応を心がけたい。