みうらじゅん「マイ遺品セレクション」の文庫版が、本日7月6日に文藝春秋から発売された。
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同書では還暦を過ぎても生前整理や断舎離は一切やらず、人に見せて笑ってもらうためだけに倉庫まで借りて集め続けているというみうらの“マイ遺品”を公開。ヤシの実を使った人形や変わった掛け軸などの土産物、デザインはほぼ同じという世界各国盤のボブ・ディランのレコード、子供の交通事故防止のために立てられた“飛び出し坊や”の写真、カニの写真が美味しそうな旅行パンフレットたちが文章と写真で紹介されている。
文庫版には、単行本未掲載の「ヘンヌキ(変な栓抜き)」「ワニ」「無意識スクラップ」「コロナ画55(コロナ禍の外出自粛中に描いた絵画)」に関するエッセイを追加。さらに2021年12月から2022年3月にかけて京都・アサヒビール大山崎山荘美術館で開催された「みうらじゅん マイ遺品展」の会場で行われ、Webサイト・ほぼ日刊イトイ新聞に掲載されたインタビュー「みうらさん、『マイ遺品』ってなんですか?」も収録された。
なお文藝春秋からは、みうらの7年間にわたる映画鑑賞記録を1冊にまとめた「マイ修行映画」も発売中。「007」シリーズや「若おかみは小学生!」「シン・ゴジラ」「先生! 、、、好きになってもいいですか?」「クロール ―凶暴領域―」「劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~」など幅広いジャンルの映画の感想が、エッセイとマンガで綴られている。