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LISAやVが来場した「セリーヌ オム」、エディ・スリマンがパレ・ド・トーキョーで20年ぶりにショー開催<23年サマー>

2022年07月05日 13:51  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

CELINE HOMME 23年サマーコレクション

Image by: CELINE HOMME
「セリーヌ オム(CELINE HOMME)」 が、2023年サマーコレクション「DYSFUNCTIONAL BAUHAUS」をパリ16区の現代美術館パレ・ド・トーキョーで発表した。パンデミック後初のランウェイショーとなり、アーティスティック、クリエイティブ&イメージディレクターのエディ・スリマン(Hedi Silimane)にとって同施設でのショー開催は「ディオール オム(DIOR HOMME)」(当時)2002年秋冬コレクション以来、20年ぶりとなる。

 パレ・ド・トーキョーはコンテンポラリーアートの美術館としてパリの象徴的な文化の発信地の一つ。ファッションウィーク期間中は、ショー会場として毎シーズン賑わいを見せ、今年で開館20周年を迎える。
 ランウェイに登場したのは、サングラスをかけたお馴染みの"エディ キッズ"たち。ブローチやビジューチェーン、ビーズなどを施したジャケットやレザージャケット、クリーンなホワイトのセットアップ、ジャケットスタイルには極細のナロータイを合わせたほか、モノトーンルックにスパングルやメタリック、鱗のようなパネルを組み合わせたアクセサリーなど艶かしい光沢感を取り入れているのもエディ流。ボトムスは細身のレザーパンツやジーンズのほか、ショートパンツの提案も。また、カモフラ柄や星条旗、レオパードやパイソン柄もロックなテイストでアレンジされた。
 大波のグラフィックが大胆にデザインされたポンチョ風パーカは、スイスやLAで活動したダヴィッド・ヴァイス(David Weiss, 1946-2012)とのアーティストコラボによるもの。
 パリコレメンズウィーク最終日の "トリ"を飾ったセリーヌ オム。会場周辺はグローバル・アンバサダーのBLACKPINKのLISAをはじめ、BTSのメンバーVや俳優のパク・ボゴムが揃って来場したことで、大勢のファンが集結。韓国のスーパースターたちの登場はSNSのバズを起こし、過去数シーズンにわたりデジタルでの発表を余儀なくされていたブランドも多くあった中、メンズファッションウィークにとってコロナ前以上の賑わいをもたらした。