ブラック企業に悩む人は多い。特にいじめやパワハラがある会社では、続けていくことも難しい。キャリコネニュースには、
「単発バイトの看護師。単発バイト1人に67人の入居者を見させたり、(他の看護師が)看護日誌をどこかにやって(私に)見せないようしていた。常勤看護師からのいじめもあった」(神奈川県/50代女性)
「建築・土木技術職。何かにつけて怒鳴るのは当たり前。昼休みもほとんどなく、『おにぎりをかじりながらダンプを運転しろ』と言われたりして、不服な顔をするとすぐに『辞めろ』とか言われています」(福島県/50代男性)
など、ブラック企業経験者からさまざまな体験談が寄せられている。(文:コティマム)
※キャリコネニュースではブラック企業体験談を募集しています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/HQI6E1OV
「使えない」「1か月で辞めさせろ」などと言われ……
岐阜県の50代男性は、慶応大学を卒業。その後も調査研究機関や自治体官公庁向けコンサルタント会社などで働いていた。しかし、紹介で某大手メーカーが母体の「システム事業部事業企画本部」に転職したことから、状況が変わってしまった。
「1年の契約社員で入社するが、部内で1か月後、『使えない』『1か月で辞めさせろ』『奴は契約社員だから挨拶必要ない』『3か国語しゃべるやつを採用しろ』『期待されてない』など中傷誹謗を受けた」
酷い職場いじめに遭った男性はうつ病になり、出社できなくなってしまった。その結果、契約は数か月で解除された。その後も就活するがうまくいかず、再就職はできなかった。男性は東京を離れ、故郷の岐阜に戻った。
「20年間、たまのアルバイトで療養無職。ニートです」
男性はその後、前職の人事部に「私が受けた誹謗中傷は労災だ」とメールしたという。しかし……。
「(会社は)『その事実は確認できません』と無視し、労災を隠ぺいしました。(その会社では)このようなパワハラや嫌がらせにより短期で辞めた人、労災で裁判となっている人が多いです」