ライブは鈴木杏奈の歌う「ワッチャプリマジ!」オープニングテーマ「Chasing the dream」で開幕。「プリティーシリーズ」のライブではコロナ禍以降初めて起立しての鑑賞が可能になり、満員のファンは一斉に立ち上がって鈴木を出迎えた。「One for All !!!」をテーマに、“普段見れないソロライブもたくさん楽しめる”と謳われたこの日のライブ。観客と一緒にペンライトを振り、クラップを促して盛り上げるまつりの「マジ・ワッチャパレード」に始まり、まずはソロを基本とするプリマジスタたちがパフォーマンスを披露していく。みるきはかわいく、れもんは激しく、それぞれの個性をアピールしながらも「次はみるきちゃん!」「次はれもんちゃんだお」とバトンをつないでいく3人。ステージに揃うと「みるきが譲ってあげたトップバッター、がんばったんだお」「拙者も緊張したけど楽しかったでござる!」といった彼女たちらしいやり取りでファンを和ませた。
続いてはプリパラアイドル、プリ☆チャンアイドルが畳みかけるように登場。夏のライブにふさわしい、太陽がモチーフのソルルの楽曲「Despertar del SOL!」で始まったこのパートでは、ファララからガァルルへ、すずからだいあへ、イブからルルナへとメッセージも贈りながら曲をつないでいく。ここでファンを驚かせたのはしゅうかの「Step!Step!Step!」、にのの「サマーナイトEvolution!」、みちるの「StarLight★HeartBeat」というアーケードゲーム楽曲の3連続披露。特にタオルを振りながら観客を盛り上げたにの、キュートな振り付けで魅せるみちるは、どちらもライブ初披露の楽曲を通じて新たな魅力を発揮した。
“太陽”から始まったパートをルルナが“月”をモチーフにした「Lustro della LUNA」で締めくくったところで、ライブの感想で盛り上がる男子プリパラアイドルたちの会話がナレーションで聞こえてくる。そして「さあ、俺たち男プリの凄さ、見せてやろうぜ!」というショウゴの力強い呼びかけから、男子アイドルのステージがスタートした。「もう一発太陽ぶちあげてくぜ!」と元気よく登場したアサヒを皮切りに、WITHはソロ曲を3人それぞれ違う衣装で披露。DARK NIGHTMAREがエモーショナルな歌声でさらに会場を盛り上げるも、「なんだこのうざってえキラキラは」という気だるげな声とともに、マシンガンを打ち込むような物騒な音が会場内に響く。静まり返った会場の中、「感謝しろ観客ども。そしていいもの見せてやるぜ」と言い放って現れたのは“ダークアイドル”・マリオ。「チョコレートアイスクリーム・トルネード」でドスの効いた歌声を響かせ、激しいシャウトを繰り出しながら、「プリティーライブ」にかつてない異質な空間を作り上げた。
なお昼公演では「アイドルランドプリパラ」の新情報が、夜公演では次回のライブ「Pretty Live! ~All for One !!!~」が9月24日に同じく中野サンプラザで開催されることが伝えられた。またライブは生配信も行われ、7月10日23時59分までアーカイブ視聴が可能。配信通しチケットは同日20時まで、単品チケットは22時まで発売中だ。
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