先日、7連続で絆2天井を食らった松本である。とにかく今年はいいことがない。親族は入院するし、飼い猫は原因不明の脚の異常に悩まされたし、最近では自宅の窓枠が劣化で下がり、そのせいで窓ガラスが倒れそうになっていた。
他にも色んな不幸が続いている。当然パチンコ、パチスロも全然勝てない。今までは一切努力することなく「なんか知らんけど勝てたわ(笑)」ってレベルでラク~にお小遣い稼ぎができていたのになぁ。
さて、今回はパチンコ・パチスロに見切りをつけた人の話をしたいと思う。世の中には、あの強烈なギャンブル依存の状態を自分の気力で脱する努力をする人だっているのだ。(文:松本ミゾレ)
「キツイけど結構楽しいで!」
先日、2ちゃんねるに素晴らしいスレッドが立っているのを、キャリコネ編集部から教えてもらった。「パチンコ辞めてスロットも辞めてジムに通い始めたけど質問ある?」というのがそのスレッドのタイトル。
元々パチンコやパチスロをしていた上に、肥満体だったという人物によるスレッドだ。ジム通いをスタートさせたスレ主当人の書き込みってのが結構多く、しかも前向きな発言が目立つ。ちょっと引用してみたい。
「キツイけど結構楽しいで!」
「まだ通い始めたばっかや、肉の塊やねん。100キロ以下になったらボディ見せにスレッド立てるから待っててな!約束や!」
「もう逃げ道全て塞いだから苦しくても前に進むしかないんや!絶対成功させたるで!」
と、このようにパチンコやパチスロをする時間をジムに向けるようになったスレ主の明るい発言が散見される。
こう、頑張ってる人の声っていいよね、関係ないこっちまで身が引き締まる思いがする(思いがするだけ)。
現時点では体重100キロオーバーということだけども、そういう人が一念発起してジムの門戸を叩くのが既に凄い。尋常じゃない勇気が必要だっただろう。
スレ主は「入会してから3か月目までは何がなんでもやめれへん契約」とも書き込んでいる。自分を追い込む契約をしたのだ。これぐらいの意識があるなら、体重2桁までは行けるんじゃないかなぁ……と、特に根拠もないがそう思ってしまう。
実際周りにも急にダイエットに目覚めた3桁オーバーのおじさんが3人ぐらいいるけど、みんなやるとなったらちゃんとダイエットするし、しかも体重のキープもできている。人間、やろうと思えば大抵の目標はこなせるものなのかもしれない。
僕の話になってしまうが、もう何年も恋愛コラムの配信サイトで記事を書いている。そのサイトでもしばしば体型が恋愛でいかに重要かといったことを書いているが、体型って何よりのオシャレ要素とも言える。
スレ主は、このままジム通いを続けて痩せることができれば自尊心も得られるはず。その自尊心があれば、パチンコ以外の色んなことに積極的になれることだろう。今まではパチンコ・パチスロで散財するぐらいしか趣味がなかったかもしれないけど、今後はその限りでもないはずだ。
もっとも、僕としては彼がジム通いさえ続けていれば別にギャンブルをやめる必要もないとすら考える立場。痩せてフットワークが軽くなれば、どのみちギャンブル以外の趣味にも目が向くはずだし、これまで接点がなかったような人とも触れ合うチャンスが生じる可能性も高まる。人生も好転していくのではないだろうか。