ペットと一緒に過ごした楽しかった日々は、その子が亡くなってもずっと胸に刻まれているものだろう。キャリコネニュースで「ペットの不思議エピソード」を募集したところ、東京都に住む50代の男性(Web・インターネット・ゲーム/年収500万円)が、可愛がっていたうさぎのエピソードを語ってくれた。
キャリコネニュースでは「ペットの不思議エピソード」をテーマにアンケートを行っています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/OUEDFOF6
小さい頃はパーカーのポケットに入れて母親が晩ごはんの支度してたり
「昔実家でパンダうさぎを生まれて3か月くらいの頃から飼ってました」と当時を振り返る。
「小さい頃はパーカーのポケットに入れて母親が晩ごはんの支度してたり、トイレもいつの間にか覚えたり、草食なのに人間の食べ物を欲しがったり、とても賢い子でした(うっかりおきっぱのポッキー食べてお腹壊した時はさすがに謝りました)」 「ゲージから出したら、ひっつきまわって頭をやたらとなでて!!と要求するのもとても可愛かったですね」
そんなうさぎは「私にはどうもちょっとでかい兄弟感」があったらしいと男性は言う。
「たまに狭い庭を走らせると、なんでついてこれんの?と何度も追い抜いてきては、どやっ!としてくるし、たまにじゃれてるつもりなのか、体当たりしてきたりとか。よく聞くうさぎを飼っている人の話とはちょっと違う感じではありましたが、うさぎの魅力満開の子ではありました」
と男性の回想はいかにも楽しそうだ。
「飼っていたうさぎが夢うつつの状態で出てきて……」
その後、男性は実家を離れて東京で一人暮らしを始めた。うさぎのことは時折親から聞いていたが、ある時「病院に連れてったが、そろそろ厳しいかもしれん」と留守電にメッセージがあった。
「充分6年以上生きたし、最近はどうも体調が良くないらしく、気にはしておりました」という男性。心配が高じた末の虫の知らせか、こんな事があった。
「忘れもしない2月のある日、車で移動している時に、外はみぞれ混じりの雨が降っていて、助手席にいた私はついつい社内の暖房でうつらうつらしてしまいました。その時、飼っていたうさぎが夢うつつの状態で出てきて、一生懸命立ち上がって何か言いたそうな素振りをしているのを確かに見たのです」
その時、男性は状況が理解できたという。最後に思いをこう綴っていた。
「夜仕事が終わって自宅に帰ると、母親からメッセージが。やはりうさぎがなくなったという内容でした。離れててもちゃんと最後に挨拶しに来てくれたんだなぁ……と」