大切な家族の一員であるペットとの別れ。もの言わぬ彼らがさよならを告げてくれた…と感じた読者の体験談が、キャリコネニュースに複数寄せられている。愛知県の50代男性(サービス・販売・外食/年収300万円)は「8~9年生きていた」うさぎについて話してくれた。(文:谷城ヤエ)
キャリコネニュースでは「ペットの不思議エピソード」をテーマにアンケートを行っています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/OUEDFOF6
留学準備中、スーツケースに入って出てこなかった愛犬
男性はそのうさぎを「7年ぐらい前に飼っていた」といい、家族は「とら」と呼び、何故か「僕はぽち」と呼んでいたという。8~9年もの間よく可愛がっていたというが、亡くなってしまったときのことを男性はこう綴っている。
「亡くなる日は仕事で夜12時ぐらいに帰宅。それまでなんとか生きていたみたいで僕が帰ってきてから息を引き取りました」
ぽちは最後に男性と会えるまで待ってくれていたのかもしれない。
愛犬との別れを語った東京都の女性(70代以上/教育・保育・公務員・農林水産・その他/年収350万円)は、「アメリカに勉強のため1か月留守にするとき」の、支度中の出来事を明かす。
「スーツケースに準備していると(犬が)なかに入ってしまい、翌日の朝確認のために開けるとまた入ってでない」
女性は愛犬に「パパがいるでしょ」と話し出発したが、アメリカについた翌日に電話で犬が亡くなったと知らされた。女性は
「きっとお別れの挨拶だった」
と、いまも愛犬が忘れられない様子で振り返っていた。飼い主が注いだ愛情を、ペットもしっかりわかっているのだろう。