カレンダーを見ると「○○の日」と書いてあり、その日が何かの記念日になっていると気が付くことがあります。何かの日だと知るだけで、ちょっと今日が特別に感じて何かしたくなるもの。そんなときは、記念日に関係したマンガを読んでみるのはどうでしょう。本日6月28日は「パフェの日」にちなんで、美味しそうなパフェが出てくる作品を紹介します。食べて美味しい、見て楽しい、パフェはマンガになってもパーフェクト!
【大きな画像をもっと見る】文・構成 / コミックナタリー編集部
■ 中山有香里「泣きたい夜の甘味処」(KADOKAWA)
□ 自分の好きなものだけで作る「私だけのパフェ」
夜泣きする子供を寝かしつけるため、抱っこ紐を着けて外に出てきたお母さんが見つけた張り紙「本日“あなただけのもの”あります」。誘われるままに店の中に入った彼女を待っていた“あなただけのもの”は、自分の好きなものだけで作るパフェのことだった。子育てのため“良い母親”でいなくてはと気を張り詰めていた彼女が、久々にした“自分のための選択”。完成したパフェを「素敵なパフェですね」と褒められ──。その店では温かいお茶と毎日変わる“今日の一品”の甘いものが、疲れて泣きたい人々の心をやさしく癒してくれる。夜にしかやっていない、熊と鮭が営む不思議な甘味処の物語。
「泣きたい夜の甘味処」 - コミックエッセイ劇場■ 上村五十鈴「雑貨店とある」(芳文社)
□ いつか食べた「あのパフェ」にまた出会える「あのチョコレートパフェ」
とある町にある雑貨店「とある」は、店内に設けられたカフェスペースで食べられる美味しいスイーツがひそかな人気。「あのチョコレートパフェ有〼」の張り紙に釣られてやって来たサラリーマンは、店に入ってくるなり「パフェとサンデーの概念をどうとらえますか?」などと質問をしてきて、なにやらとってもパフェへのこだわりが強そう。「またあのパフェに出会いたい」というサラリーマンの思いを、「あのチョコレートパフェ」は満足させることができるのか!?
「雑貨店とある」 - 週間漫画TIMES■ 玉置勉強「パフェが好きでもいいじゃない」(小学館)
□ パフェ屋ガイドにもなる、女子サッカー選手のスイートな日常
女子プロサッカーチームでキャプテンをやっている伊勢さんは、グラウンドに一番に来て、帰るときも一番。「もう家についてて、体幹トレでもしてるかもね」と伊勢さんのストイックさを仲間たちは称えるが、彼女が急いで帰るのは……実は大好きなパフェを食べるため! 厳しい練習のご褒美にとパフェに向かっているのに「みかん!バナナ!生クリーム!」「サッカーで例えるなら4-4-2?」と、ついつい盛り付けをフォーメーションに例えてしまう……そんなサッカーバカでパフェバカな伊勢さんが足を運ぶパフェ屋は、すべて実在する店(※一部、現在は閉店している店もあり)。新宿のらんぶるに珈琲西武、池袋・ミルキーウェイ、あなたの行きつけのお店にも、伊勢さんはいるかも?
「パフェが好きでもいいじゃない」 - ビッグコミックBROS.NET