トップへ

里山を巡ってアートやグルメを楽しむ夏旅へ

2022年06月28日 10:02  オズモール

オズモール

写真
◆里山を巡ってアートやグルメを楽しむ夏旅へ。「越後妻有 大地の芸術祭 2022」が11/13まで開催_新潟県十日町市・津南町

新潟県十日町・津南町の里山を中心に展開する「越後妻有 大地の芸術祭 2022」が、2022/11/13まで開催中! 春から秋にかけて全145日間という初の長期開催に加えて、100点を超える新作や田中泯や森山未来のパフォーマンスなど見所がいっぱい。緑が深くなる夏の里山を巡りながら、300点を超える作品や里山グルメを楽しめる夏のアート旅へでかけてみませんか?




椛田ちひろ「ゆく水の家」(Kioku Keizo撮影)/十日町エリア 
100を超える新作も登場。大地の芸術祭2022のみどころは?
新潟十日町・津南町の里山に点在する田んぼや森、古民家、廃校などに、その土地の文化や歴史、風景、食、人々の記憶などをモチーフにしたアート作品を展示する「越後妻有 大地の芸術祭」。前回より4年振りとなる今回は、春~秋にかけて全145日間という初の長期開催。新作123点を加えた全333点もの作品群や100を超える集落の参加、四季季折々に美しい里山の風景によって、22年目を迎えてなお、訪れる度に新しい感動がある芸術祭にアップデートされている。

なかでも注目は昨夏にリニューアルして、新作が多数展示されている十日町エリアの越後妻有里山現代美術館MonET(モネ)と、松代エリアのまつだい「農舞台」フィールドミュージアム。



クリスチャン・ボルタンスキー「森の精」@Agence Eva Albarran, Charlotte Richard, Paris, 2022 ※7/30~公開/松之山エリア
越後妻有里山現代美術館MonETでは、常設展示の半数を名和晃平、中谷ミチコ、目などの作品と入れ替え、2階にはアート空間の中におかれた「サロン MonET 喫茶」も誕生。今期中には故・ボルタンスキーなど12人の亡き作家を偲ぶ特別企画展シリーズが2週間ごとにテーマを変えて開催される。

まつだい「農舞台」フィールドミュージアムでは、エリアを再構成してさらにパワーアップ。松代城では、日本とイタリアの作家3組による新作が展示され、お城に一歩足を踏みいれると全く異なる現代アートの世界が広がる異色のコラボレーションが楽める。




田中泯「場踊り」cMadada Inc.(Sayama Simada撮影) /越後妻有里山現代美術館MonET
さらにダンサー田中泯のパフォーマンス×中谷芙二子、レアンドロ・エルリッヒ作品や、クリスチャン・ボルタンスキー+ジャン・カルマン作品の「最後の教室」での森山未來のパフォーマンスなど、数日限りの豪華コラボはお見逃しなく。チケット販売は7月より順次始まるのでお早めに手にいれて。


◆芸術祭スタッフが教えてくれました、おすすめの新作アート3

河口龍夫「農具の時間」(Kioku Keizo撮影)/十日町エリア
【作品1】河口龍夫「農具の時間」
「機械化で使われなくなった農具たちが、使われたときの形のまま時間が止まったように浮遊する作品。人間に従ってきた農具に今度は人間が従います。「オイラの鍬だ!」と自慢げな地元のお父さんに、都会から来た女の子たちが持ち方を教わりはしゃぐ姿は芸術祭ならではの光景です」(芸術祭スタッフ・山口さん)




エステル・ストッカー「憧れの眺望」(Kioku Keizo撮影)/松代エリア
【作品2】エステル・ストッカー「憧れの眺望」
「山の頂上にあるお城の1階に、外観からは想像できない異様な空間が出現します。さらに2階には本物の金箔を使った茶室、3階には”脱皮した”茶室があり、汗をかきかき山を登った疲れも吹き飛ぶような体験ができます」(芸術祭スタッフ・山口さん)




目「movements」(Kioku Keizo撮影)/越後妻有里山現代美術館MonET
【作品3】目「movements」
「ムクドリの群れから着想を得た、小さな時計が無数に吊り下げられた作品。その数なんと8000個。時計は微妙にずれながら時を刻んでいます。近づいて観たり、俯瞰で観たり、裏から観たりと、さまざまな表情を楽しめます」(芸術祭スタッフ・山口さん)



◆地産地消の里山スイーツやごはんも芸術祭の楽しみのひとつです

 
アート空間で味わう、里山グルメが充実!
大地の芸術祭は里山ごはんやスイーツのおいしさにも定評があり、「うぶすなの家」や「越後まつだい里山食堂」は土日は満席が続くほど。「越後まつだい里山食堂」の人気は里山ブッフェ。地元産のおいしいお米をはじめ、旬の野菜もたっぷりとれる里山ごはんはしみじみとおいしい。

今期は、MonET内の「サロン MonET 喫茶」で、今なら、目にも舌にもおいしい魅惑のパフェ(イチゴは季節限定6月末まで)が登場。中谷ミチコなどのアート空間でコーヒーとスイーツを味わえるのが芸術祭ならではのカフェタイム。1階では地元食材を使ったボリューム満点のハンバーガー「TSUMARI BURGER」を会期中販売する。

これから夏に向けて、クリスチャン・ボルタンスキーの遺作や中谷芙二子の霧の彫刻、川俣正の屋外インスタレーションなど注目作品が多数公開されるのでお楽しみに! 季節ごとにまったく異なる表情を見せる里山・越後妻有は、アートを目印に巡って、季節の匂いを嗅ぎ、旬の食材を食べて、五感すべてで体感できる場所。期間中に利用できる作品鑑賞パスポート(※一部除く)を使って、何度でも遊びに行こう。