2022年06月28日 04:01 リアルサウンド
田中圭が主演を務めるHuluオリジナル『死神さん2』が9月17日よりHuluで独占配信されることが決定した。
大倉崇裕の同名小説(幻冬舎文庫刊)を映像化する本作は、堤幸彦が監督を務め、主演の田中が「死神」と呼ばれるダークヒーローへと大変貌を遂げるミステリードラマ。
田中が演じる主人公・儀藤堅忍は、警視庁内にある謎の部署でたったひとり、無罪確定となった事件を再捜査するクセモノ刑事。警察組織が掘り返されたくない事件の証言と証拠を徹底的に洗い直して、事件を180度転換させ、真犯人を検挙していく。それゆえ、彼の相棒になる者も組織から疎まれ、出世の道を閉ざされることに。こうした背景から組織内で「死神」とあだ名をつけられ、感謝も愛されもしない状況の中、誰とも群れない儀藤は相棒を常に変えながら、闇に葬られた真相をあぶり出していく。
『死神さん2』では、前作で世間と警察内部を騒がせた“エンジェル伊藤”のその後や、儀藤の妻“フローラ”の過去など、様々な事実が明らかになる他、病院で起きた入院患者の殺害事件や、住宅街で発生した一家3人の殺害事件など、新たな事件の数々に儀藤が挑む。
今回、新たに儀藤のパシリに任命される小刀祢葵(コトネアオイ)役で山本舞香の出演も決定。周りに事件や事故を呼び寄せる“不幸を呼ぶ女”を自称する彼女が儀藤の独特の捜査スタイルに振り回される。そして彼女の過去にもある隠された真実が……。全話を通して描かれる大きな謎のカギとなっている。
【動画】特報映像
■コメント
・田中圭
「2をやりたい!」と思っていたので、続編が決まって素直に嬉しかったです。前回はちょうど、「儀藤が自分の身体に入ってきたな」というところで撮影が終わってしまい、もっともっと儀藤のキャラクターでふざけられるし、暴れられるなと思っていました。
「死神さん2」は前作と比較して、事件関係者の“感情”によりフォーカスを当てている点が特徴的です。事件解決のロジックも分かりやすくなっていて、視聴者の方は推理や儀藤と相棒との会話の掛け合いをより楽しんでもらえると思っています。堤監督の演出が生み出す儀藤のキャラクターや“癖”が特徴的で面白いですし、監督が作られる画もとてもかっこいいので、注目してほしいです。
以前、山本舞香さんとは共演したこともあるので、新たな“パシリ”に決定したと聞いて、素直に嬉しかったです。よりパワーアップした儀藤と“パシリ”の掛け合いを見せていきたいです。サスペンスとしてもコメディとしてもめちゃくちゃ面白い作品になると思います!他では味わえない感覚を皆様に届けたいと思っていますので、ぜひ楽しみにしていてください。
・山本舞香
シリーズものの作品に出させていただくのはプレッシャーもあるのですが、楽しんでやっていきたいなと思っています。田中圭さんとは8年ぶりの共演なので、成長したところを見せたいです。小刀祢をどんな風に演じようかな?と考えながら台本を読んでいます。台本を読んで、儀藤さんと相棒のやりとりに思わずクスッと笑ってしまう面白さもあり、事件にまつわるミステリアスな面もある、様々な要素が盛り込まれている作品だなという印象を受けました。撮影現場での堤監督や田中さんとのコミュニケーションを通じて、小刀祢というキャラクターを作りこんでいきたいです。今後シリーズが続いた時に、「やっぱり山本舞香良かったよね」と思ってもらえるように、自分にもプレッシャーをかけつつ、皆さんの期待に応えられるよう頑張ります!
・堤幸彦(演出)
パート2が制作できるというのはとても有難いことだと考えています。今回、脚本もパワーアップしていますし、ゲストの方々も相当強力なメンバーが集結しているので、私も撮影開始が楽しみです。
田中圭さんは以前、映画のオーディションの時に、私が出したリクエストを全部見事にクリアしてくれて、「なんて面白い人なんだろう」と思ったことが印象的でした。すごく器用で表現力のある彼を、あえて型にはめてみたら面白いものができるのではないかと考えて始まったのが「死神さん」という作品なのですが、今回はパート2ということで、型にはめつつも変化球が飛び出してくるような意外性のあるキャラクターにしていきたいです。新キャストの山本舞香さんは、1度ではつかみきれない、魅力的な一面をたくさん持っている女優さんという印象です。先日衣装合わせをした際も、様々なバリエーションの衣装を見事に着こなしていました。芝居でも色々な一面を見せてくれると思い、とても期待しています。田中さん山本さんをはじめ、たくさんの魅力的な底知れぬパワーを持った俳優たちが集結した作品になります。「あのチームはすごいものを作ったな!」と言ってもらえるよう、頑張ります!
(リアルサウンド編集部)