あまりにも納得できない職場環境だと、仕事を変えようと考えてもおかしくない。40代後半の男性(千葉県/素材・化学・食品・医薬品技術職/正社員・職員/年収550万円)は、食品関連の仕事を4か月で辞めたという。というのも、食品を扱う会社として信じ難い状況があったからだ。(文:永本かおり)
※キャリコネニュースでは引き続きアンケート「仕事を即行でやめた人」を実施しています。回答ページはこちら https://questant.jp/q/HF78WM9H
「この会社の製品を置いているスーパーの惣菜は買わない」
男性は、「長年、食品製造に携わりその経験を活かしたいと思って転職した」というが、転職先の環境はとんでもないものだった。
「今までの会社では考えられないくらい不衛生。米の搬入時にはカラスやスズメが米を突っつく。倉庫にはネズミのフン。製造現場を歩くと靴底にベッタリご飯粒がペースト状で付着」
食品製造の常識を覆す衝撃的な状況に、男性は、
「とても安心安全な製品を作れる環境でなかった」
と振り返る。長年の経験からもプライドが許さなかったのだろう。耐えかねた男性は職場を去った。現在は
「この会社の製品を置いているスーパーの惣菜は買わないようにしている」
「現在は別業種で待遇も人間関係も良い環境に再転職出来たので早めに損切りして正解だった」
と即行で退職を決めたことに満足しているようだ。