犬や猫と一緒に暮らした思い出は、いつまでも忘れられないものだろう。悲しい別れ方をしたとなれば尚更だ。キャリコネニュースで「ペットの不思議エピソード」をテーマに投稿を募集したところ、神奈川県の60代女性(教育・保育・公務員・農林水産・その他/年収200万円)から、こんな壮絶なエピソードが寄せられた。
※キャリコネニュースでは「ペットの不思議エピソード」をテーマにアンケートを行っています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/OUEDFOF6
「2、3日後、近くの浜辺に死んだ犬がいると言われ……」
それは女性が高校生の頃のこと。クラスメイトが飼っていた犬が、4匹の仔犬を生んだ。
「私はその中の1匹を貰い、チビと名付け家の玄関先の小屋で飼っていました。近所の子たちもみんな家の前を通るたびに可愛がってくれました」
皆に愛され可愛がられていたチビだったが、ある日思いがけないことが起きる。
「1年も経ったある日、チビはリードごと誰かに連れて行かれてしまいました」
外で飼われていたチビが、さらわれてしまったのだ。女性は「散々さがしまわった」ものの、見つからなかったという。しかし…
「それから8年経ったある日、私が家の前にいると表通りをこちらを見ながらヨロヨロと歩いて行く犬がいました。アッ、チビに似ていると思い追いかけましたが見失ってしまいました。2、3日後、近くの浜辺に死んだ犬がいると言われ、見に行くとチビでした」
8年も経っていてチビとわかるのは少し気になるところ。よく似た犬だったのか、もしくは、本当にチビだったのか……。女性は当時を振り返り、「家族は、死ぬ間際になってお別れの挨拶に来たんだねと言いあっていました」と今は亡き愛犬に思いを馳せていた。