仕事を続けていると、辞めたくなることもある。我慢できない状況が限界を迎えると、退職という道を選ぶことも。キャリコネニュースには「会社を辞めよう」と思ったことがある読者からさまざまな声が寄せられているが、今回は実際に退職した40代男性の体験談を紹介する。(文:コティマム)
※キャリコネニュースではアンケート「会社をやめようと思ったエピソード」を実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/EYERWBZ9
「まさに社内の癌細胞でした」
現在技術職(素材・食品・メディカル系)で働いている男性は、以前勤めていた会社の状況が変わり転職した過去がある。もともと優良企業だったという前の会社は、とある「お局」の存在によって雰囲気が悪くなってしまった。
「職場のお局と複数の部長と役員、社長までもが不倫関係だった。お局はここに来る前、銀座の高級スナックで働いていて、まさに“美魔女”という外見で、人心掌握能力が異様に高い」
この「お局」は、「少し調べれば分かる稚拙な事実無根の嘘」を部長に吹き込んだという。その結果、お局の気に入らない人物は「どんなに優秀な社員でも一方的に人事評価を下げられ、給料減額や降格させられた」という。男性は「お局」を「まさに社内の癌細胞でした」と振り返る。
「みんないつ自分が標的になるのか戦々恐々とし、お局の機嫌を取り続ける日々。『こんな会社に未来はない』と辞めました」
「お局が来る前はホワイト体質の優良企業だったので、復興してほしい」
実質的に「お局」が牛耳る会社を辞めた男性。それから数年が経ち、男性が去った会社は業績悪化から他の企業に吸収合併されたという。その結果……。
「お局の悪辣(あくらつ)さを一発で見抜いた吸収先の幹部から、即首を切られたと聞きました」
吸収先の幹部は“美魔女”にまどわされることなく、正しい判断をしてくれたようだ。男性は当時とは全く違う業界で働いているというが、前職については複雑な思いもあるようで「お局が来る前はニッチ分野で世界シェアトップでホワイト体質の優良企業だったので、復興してほしいです」と応援している。