岩本ナオ「金の国 水の国」のアニメーション映画化が発表された。
【大きな画像をもっと見る】「金の国 水の国」は、互いにいがみ合う2つの国を舞台としたファンタジー。A国の姫・サーラとB国の青年・ナランバヤルが偶然出会い、国の未来のために夫婦役を演じているうちに恋に落ちていくという物語だ。月刊flowers(小学館)で発表され、「このマンガがすごい!2017」ではオンナ編1位に選ばれた。
アニメーション映画では監督を渡邉こと乃、脚本を坪田文が担当。アニメーション制作はマッドハウスが手がける。岩本は監督やキャラクターデザイナーとの打ち合わせにも参加し、アフレコで動く自身のキャラクターを初めて目の当たりにした際には、アニメーターの力量に感心しきりの様子で、今回の解禁に際しても「自分が紙の上に描いた人物たちがスクリーンの中で動いたり喋ったりしている姿を見れるのを楽しみにしてます」とコメントを寄せた。
また映画化の発表と併せてティザービジュアルも公開。幻想的な月夜の中、橋の上でナランバヤルがサーラを呼び止めようとしている姿が描かれている。原作の印象的なシーンからインスピレーションを受けて描き下ろされたというこのビジュアル。岩本は「このシーンにカラーを付けたことはなかったのですが、きれいな色使いがすごく神秘的で物語の世界観がよく表れていると思いました。ナランバヤルとサーラの動きと表情にも、何かが始まりそうな躍動感があり、映画の完成が一層楽しみになりました」と語っている。映画は2023年の春に全国公開。
■ アニメーション映画「金の国 水の国」
2023年春全国ロードショー
□ スタッフ
原作:岩本ナオ「金の国 水の国」(小学館フラワーコミックスαスペシャル刊)
監督:渡邉こと乃
脚本:坪田文
アニメーション制作:マッドハウス
アニメーションスーパーバイザー:増原光幸
製作幹事:日本テレビ放送網
配給:ワーナー・ブラザース映画