就活や資格取得時など、なにかと気になる学歴。キャリコネニュースでは学歴に関するアンケートを行っているが、今回は四年制大学を出ていないことに思うところのある女性2人の声を紹介する。(文:コティマム)
※キャリコネニュースでは学歴をテーマにアンケートを実施しています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/K0DQY3O9
「周りが当たり前のように『大卒』という前提で話をしてくるのも辛い」
兵庫県の40代女性(クリエイティブ/フリーランス/年収300万円)は高卒だ。学歴について「個人的には不要だと思っている」というが、「世間がそうではない」と感じるという。女性自身も「転職活動をする上で学歴がネックになり、応募資格を満たせないことが多々あった」と明かす。
「今は大学進学率も高いので、周りが当たり前のように『大卒』という前提で話をしてくるのも辛い」
さらに女性は、「『学歴なんて関係ないよ』と言ってもらえる時もある」と語るが、そう話す人も「『自分の子どもには大学を出てほしい』と矛盾したことを言っている」と指摘する。
「やはり本音は『大学を出るのが普通という考えなのだな』と感じた。転職活動で学歴がネックになった経験から、自分の学歴には不満。どんな大学であっても『大卒』というだけで高卒との初任給が違うので、そういう意味でも不満」
短大卒女性が感じた現実「学歴フィルターというのは依然として存在する」
短大卒の神奈川県20代女性(事務・管理/正社員/年収200万円)は、「学歴フィルターというのは依然として存在する」と語る。女性自身も、「短大卒であるが故に、応募できない企業や職種があった」と振り返る。
「学歴がなくても成功する例は多くあるし、学歴があっても失敗する例もあるが、未だに物差しのひとつとして学歴があるのが否定できない」
女性は「学歴フィルター」を実感したからこそ、「学歴は必要」と考えている。