2022年06月22日 07:01 リアルサウンド
日本人に愛される料理の1つ、目玉焼き。卵をフライパンに入れて焼くだけという単純な料理だが、嫌いな人がほとんどいないとまで言われるほど人気が高い。漫画にも、数多くの目玉焼き料理が登場してきた。そのなかから特徴的なものを紹介したい。
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■目玉焼きの乗ったドライカレー
よしながふみ原作の漫画、『きのう何食べた?』。テレビドラマ化され、西島秀俊と内野聖陽のコンビが人気を呼び、劇場版も公開された。
そんな『きのう何食べた?』に登場した目玉焼き料理が、ケンジの作ったドライカレー。ご飯の上にドライカレーのルウをかけ、さらに目玉焼きを乗せるという豪快な料理だ。目玉焼きから流れる黄身とカレーのコラボレーションが、絶妙な味わいを生む。
人気の高い『きのう何食べた?』だけに、YouTubeで再現する人もいる。
■チョコフレーク目玉三段焼き
秋元康が企画・監修を行い、かみやたかひろが作画した90年代の少年向けグルメ漫画『OH!MYコンブ』。お菓子を使った「リトルグルメ」が人気となった。
そのなかで登場したいかにも「コンブらしい料理」が、主人公なべやきこんぶが作った「チョコフレーク目玉焼き三段焼き」である。まず目玉焼きを作るのだが、黄身を3段重ねにするのがポイント。その形状はお子様ランチのようにも見える。
3段の黄身を備えた目玉焼きに、チョコフレークを振りかけるのがこの料理のポイント。YouTubeやネット上で再現に挑戦する人はいるが、「黄身の三段重ね」にはかなり苦戦しており、諦めてしまったケースが多いよう。
味の評価も厳しいものが目立つ。それでも「目玉焼きにチョコフレークをかける」という発想は、斬新なものがあった。
■ヨル・フォージャーの目玉焼き入りシチュー
週刊少年ジャンプに連載中の人気漫画『SPY×FAMILY』。そのヒロインといえば、「いばら姫」ヨル・フォージャーである。
彼女は料理が絶望的に下手で、食べたロイド・フォージャーが悶絶する場面も。そんな自分に危機感を覚えたヨルがカミラから料理の特訓を受けて作り、高評価を得たのがシチューだった。
このシチューには目玉焼きが乗せられている。料理下手ということもあり、黄身は割れてしまっているが、食欲をそそることは間違いなさそう。詳しいレシピは公開されておらず、南部風シチューとパプリカパウダー、サワークリームが使われているということだけがはっきりしている。
人気作だけに漫画を頼りに再現する人が続出。YouTubeでも独自の「ヨルさんのシチュー」を見ることができる。
■目玉焼き丼 美味しんぼ
『美味しんぼ』で山岡士郎が提案した究極の目玉焼きの食べ方が、目玉焼き丼である。
サニーサイドアップ式で目玉焼きを作り、予め湯につけて温めておいた器を用意。そこにご飯を入れ、目玉焼きを乗せるだけ。非常に単純な料理だが、細かなところまで気を使うことで絶品料理に。試食した快楽亭ブラックはその味を絶賛していた。
材料費が安く、おいしくて栄養満点の目玉焼き料理。漫画を参考にしながら、食べてみてはいかがだろう。