仕事を即行で辞めたエピソードの中に、「ラーメン店を即行で辞めた」回答が複数寄せられた。タチの悪い先輩店員に耐えかねて退職した人の、苦い経験を紹介する。(文:林加奈)
※キャリコネニュースでは引き続きアンケート「仕事を即行でやめた人」を実施しています。回答ページはこちら https://questant.jp/q/HF78WM9H
「笑っていないのに『何笑ってるんだ』とネチネチ」
愛知県の50代女性(年収200万円)は、客にラーメンを提供中、「どんぶり(の中身)をこぼして」しまった。平身低頭謝罪した女性。「お客様にはかからなかったのが幸いで、またとても良いお客様で、最後まで私を気遣ってくれました」というが、副店長はそうではなかった。
「私が副店長にきちんと謝罪しているのに、『何笑ってるんだ』と、笑っていないのにその日の勤務が終わるまでずっとネチネチ言い続けた。さすがに精神的に参ってしまい、店長には副店長のことは言わず、本業が忙しいからと辞めました」
確かにミスはよくないが、仕事中に嫌味を言い続ければ人材を失うのは目に見えており、賢いやり方とは言えないだろう。
スタッフが次々に退職「やめ方が急すぎる現実をどう考えているのか不思議」
50代女性(山梨県/年収100万円)は、ある母娘が運営するラーメン店を半年で退職している。「店長が娘、一番古い社員が母親」で、とくに母親の勤務態度が酷かったようだ。
「本社が県外で目が届かないのをいいことにやりたい放題。常連さんにはメニューにないものを出したり陰でお客様の噂話や悪口を言います。昼間と夜でスタッフが入れ替わりますが、いないスタッフの粗探しと悪口を言い、ときどき電話で店に呼び出され怒鳴られます」
相談したくても「店長は娘」のため、すべてが筒抜けになってしまう。女性は「その後の集中攻撃といじめに怯えて我慢」するしかなかったという。
こうした現場に耐えかねたのか、「長年働いていた男性スタッフが立て続けに2人辞めました」という事態に。女性も「精神的、身体的に壊れてしまう前に見切りをつけて辞めた」と報告している。
ただ、「本社も人が続かない、辞め方が急すぎる現実をどう考えているのか不思議で仕方ありません」と首をかしげていた。