夫から「好きなアニメ映画を女性の同僚と2人で観に行く」と言われたら、妻はどう考えればいいのだろう。ガールズちゃんねるに6月中旬、「夫が職場の女性と映画館」というトピックが立ち注目を集めた。
トピ主の夫は「アニメが大好き」で、観に行きたい映画があるものの「1人で行くのは…」と躊躇していた。夫がそれを職場で話したところ、
「アニメ好きな女性から『それ私も行きたかったやつ!』と言われ2人で行く事になったから」
と妻(トピ主)に事後報告。しかも「帰りご飯食べて帰ってくる予定」だという。ちなみにトピ主はアニメ好きではないため「一緒に行っても面白くない」と行く気はないようだ。トピ主はどんどん話が進むことに「なんだか頭が混乱しています」と動揺。「みなさんならどうしますか?」と問いかけた。(文:篠原みつき)
「なぜ1人で観れないのか謎過ぎ」
映画の後に食事もということは、下世話な言い方をすれば「妻公認のデート」というわけのわからない事態とも取れる。正直に言っているのだから「やましいことはない」という夫側の意図も感じるが、疑い出せばそれも手口のような気もしてくる。
トピック内のコメントは、「はぁ?!その女もヤバいな」「旦那さん感覚おかしい」をはじめ、当然のように大ブーイングの嵐だった。
「え、普通に無理だわ!堂々としてりゃいいってもんじゃないわ」
「たかが映画、されど映画…そういうのから男女に発展あるよ、アニメ好きと趣味も合うようだし」
などなどの嫌悪感が目立つ。「なぜ1人で観れないのか謎過ぎ。いい大人が」「女性と二人で映画みて食事!?それを世間ではデートと言うんだけど」という批判や、「ちゃんと嫌だと伝えよう」と助言する人も目立っていた。
やはり「異性同士が2人で好きな映画を楽しむ」のは、恋愛感情がまったくなかったとしても、これから育まれそうな危うさを感じてしまう。妻が困惑するのも当たり前だ。
「なんでもかんでも不倫って言われても……」という声も
一方で、少数だが「映画くらいよくない?」と夫に理解を示す人も。
「うちも、私が興味ないライブとか女の子と行く事ある」
「別にそれくらいいいじゃんと思った。(中略)なんでもかんでも不倫って言われても…」
と冷静な声もチラホラ。夫の趣味は認めるし、異性の友人にいちいち目くじらを立てるのも大人げない、という人は一定数いるようだ。
確かに夫婦で趣味が合わない事はよくある話で、既婚の筆者もそれぞれ別に趣味を楽しむことが多い。先日も夫にガンダムの映画を配信で一緒に観ようと誘われたが断った。夫婦だからと言って常になんにでも付き合えるわけではない。
問題は「異性と2人きり」を、夫婦がお互いで許容できるかどうかだろう。「心が狭い」と言われるかもしれないが、「映画に行くな」と言っているわけではないし、夫は妻が嫌がることをわざわざしなくてもいいのではないだろうか。
なおトピックで一番有効そうだったアドバイスは「『不倫と勘違いされる行動だと思うよ』と旦那に言う」というものだ。はたから見れば気になる行動だということを自覚してもらい、その上で夫婦で話し合うのがよさそうだ。