医療関係者から「仕事を即行で辞めた」エピソードが多数寄せられている。今回ご紹介するのは美容整形外科を3日で辞めた女性の経験談だ。(文:林加奈)
※キャリコネニュースでは引き続きアンケート「仕事を即行でやめた人」を実施しています。回答ページはこちら https://questant.jp/q/HF78WM9H
「職員はおろか患者と話す時間すら取れず楽しくなかった」
40代女性(栃木県/年収100万円未満)は、看護師として仕事に就いたが
「初日から仕事も教えてもらえず、『見て覚えて』という感じで、聞いても『そんなこともわからないで入ってきたの?』『自分で調べて』」などと言われ、ひどい時は舌打ちやため息をつかれました」
と振り返る。人間関係、同僚に恵まれなかっただけでない。女性は
「給料は11~19時勤務で日給1万円。休憩もろくに取れず、朝はゆっくり出勤ですが夜遅くまでの労働で、職員はおろか患者と話す時間すら取れず楽しくなかった。朝から晩までずっとオペ室勤務状態でした」
と、当時の苦しい状況を明かした。
「やりがいを感じられない職場にいても自分が成長できない」
女性は自身のことを「業務だけを淡々とこなすタイプではなく、職員や患者と楽しく過ごしたいと思っていた」と自己分析する。その上で
「給料だけで決めてしまうのは間違いだったなと思いました。自分の肌には合わないと思って3日で辞めるのも悔しいというか情けないというか、後ろめたい気持ちもあったけど、やりがいを感じられない職場にいても自分が成長できないと思って辞めた。後悔はしていないし、むしろスッキリ。正解だったと思っています」
と、退職後の心境を綴った。