スタートダッシュを決めたのは2番グリッドスタートのフェネストラズ。ポールスタートの野尻も1コーナーに入るところでプレッシャーをかけるが、先頭に出たのはフェネストラズだった。さらに、1コーナーで大津弘樹(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、宮田莉朋(Kuo VANTELIN TEAM TOM'S)の2台をアウトからかわした大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING)が3番手にポジションを上げる。
この時点で上位陣はフェネストラズ、野尻、大湯、大津、宮田というオーダーに。レースは7周を終えるところでSCが隊列を離れリスタートが切られるが、今度は8番手の牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)をかわそうとストレートでアウト側に並びかけた9番手の松下信治(B-Max Racing Team)が、ブレーキトラブルでバランスを乱し1コーナーでクラッシュ。これで2回目のSCが導入されることになった。
この2回目のSC先導中にレースはピットウインドウが開く10周目を迎え、フェネストラズから大津までの上位4台がピットロードへと舵を切るが、5番手につけていた宮田を筆頭に牧野、平川亮(carenex TEAM IMPUL)、ジュリアーノ・アレジ(Kuo VANTELIN TEAM TOM'S)、関口雄飛(carenex TEAM IMPUL)、小林可夢偉(KCMG)、三宅淳詞(TEAM GOH)がステイアウト。そしてピット作業で大湯が野尻をかわし、タイヤ交換組の中で2番手に浮上した。