迎えたスタートでは、第10戦に続きアクシデントが起きた。ポールポジションの小高、2番手スタートの平良は順当に1コーナーに入るが、3番手の平木玲次のスタートがやや遅れ、野中誠太(PONOS Racing TOM’S 320)、古谷悠河(Deloitte. HTP TOM’S 320)が続く。
一方後方では、9番手スタートの川合孝汰(Rn-sports 320)と10番手スタートの太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)が1コーナー進入で接触。川合は足回りを破損しスピン、平木湧也(HELM MOTORSPORTS 320)にもわずかに接触し停止した。
さらに、この接触でアウト側に進路をとった太田のアウト側には11番手スタートの木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING)がおり、木村はダートに出てフロントウイングを痛めてしまう。平木湧也、木村はピットに戻り、木村はフロントウイング交換を行うが、川合のストップによりセーフティカーランとなったことから、ラップダウンにならず隊列に復帰した。
ただ上位陣の戦いは最後まで順位が変わることはなく、小高が2.347秒のマージンを保ち優勝。SUGO大会で3連勝を飾った。2位は平良、3位は野中、そして4位争いは古谷が制し、TOM'Sがトップ4を独占した。TOM'Sの表彰台独占は2009年にマーカス・エリクソン、井口卓人、国本雄資の3台で参戦していた以来となる。5位は太田、そして6位はフロントの交換後追い上げた木村となった。マスタークラスは今田信宏(JMS RACING with B-MAX)が3連勝を飾っている。
全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 第12戦 スポーツランドSUGO 決勝結果 Pos.No.DriverCarEngineLapsGrid137小高一斗Kuo モビリティ中京 TOM’S 320トムスTAZ31191238平良響Kuo モビリティ中京 TOM’S 320トムスTAZ31192335野中誠太PONOS Racing TOM’S 320トムスTAZ31194436古谷悠河Deloitte. HTP TOM’S 320トムスTAZ3119552太田格之進HFDP WITH TODA RACINGスピースA41191061木村偉織HFDP WITH B-MAX RACINGスピースA411911763平木玲次HELM MOTORSPORTS 320東名TB14F3 2020193850菅波冬悟Byoubugaura B-MAX Racing 320スピースA41191294今田信宏(M)JMS RACING with B-MAXスピースA411961030DRAGON(M)TEAM DRAGON B-MAX 320スピースA41197R62平木湧也HELM MOTORSPORTS 320東名TB14F3 202018R10川合孝汰Rn-sports 320スピースA4109 天候:晴れ 路面:ドライ ファステストラップ:野中誠太(PONOS Racing TOM’S 320) 1'15.426 15/19 ペナルティ:※No.10の車両は、2022全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権統一規則 第15条1.1)(危険なドライブ行為(他車への接触)により、ペナルティストップ30秒を課したがリタイヤにより未消化。