何かを好きになることは心を豊かにする。その一方で、推しをこよなく愛する「オタ活」には、どうしたってお金がかかる。20~30代のキャリコネニュース女性読者たちが、オタ活における振り切れたお金の使い方を語ってくれた。(文:永本かおり)
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「観劇のためのバッグ・洋服代が約15万円」
ビジュアル系バンドのファンだという20代後半の女性(宮城県/教育・保育/年収150万円)は、当時「無職なのに海外遠征」に行ったと明かす。
「生まれて初めてひとりで海外開催のライブを見に行った。その翌月にコロナが始まったので後悔はしていない。神席が当たって、ファンサービスをたくさんもらった」
その海外遠征には「10万円」のお金がかかったというが、ファン同士の交流が続いているようで、
「ファンの人が優しくて、その時の出会いが楽しみになっている」
と嬉しそうに書いていた。
30代後半の女性(東京都/個人事業主/年収600万円)は、声優とミュージカルのオタクだという。
「朗読劇やミュージカルなど、観劇に年間約50万円の出費。好きな公演は何度も観たいので、公演中は劇場に通う。また、観劇のためのバッグ・洋服代が約15万円。チケットの発売時期が被ると出費が多くなるが、オタ活費は人生の必要経費なのでしょうがないと割り切っている」
と、準備にもお金がかかることを綴っていた。こうして力を入れて準備する過程も楽しいオタ活なのだろう。
「推しのことを考えていると人生が楽しくなる。気力が湧いてくる。劇場にいるとテンションが上がる」
と人生に満足している様子がうかがえた。