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知らずに食べると脳がバグりそう エクレアかと思いきや実はおにぎり!

2022年06月18日 15:01  おたくま経済新聞

おたくま経済新聞

知らずに食べると脳がバグりそう エクレアかと思いきや実はおにぎり!

 ツイッターに投稿された洋菓子「エクレア」の写真。一見するとなんの変哲もない、おいしそうなエクレアに見えますが……よ~く見てみると、その正体はなんとおにぎり!


 シュー生地は白飯に鰹節を貼って表現、上からかかるチョコレートは味噌だれを塗って表現しています。


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 本物そっくりのエクレアおにぎりを作ったのは、おにぎりアート作家の「おにぎり劇場」さん。これまでにも歴史上の人物や動物などをモデルにした、おにぎり作品を制作しています。


 日ごろから常におにぎりで表現できるものを探している中で、発想したのが本作を含む「食べ物シリーズ」。エクレアは比較的簡単に作れそうだと思い、作ってみることにしたのだそうです。


 とは言うものの、作品にはおにぎり劇場さんらしい、細やかなこだわりが多数詰まっています。例えば、チョコの表現。生地にチョコが垂れているのを再現するために、味噌だれの境界をまっすぐではなく波状に蛇行させています。


 そのほか、味噌だれが透けないように分厚く塗り込んだり、敢えておにぎりの中には鰹節を混ぜ込まず、白飯をクリームに見立てたりと、シンプルなように見えてさまざまな工夫が盛り込まれています。


 また、「おいしく食べられること」にもこだわりを持つおにぎり劇場さん。表現のためだけに、おにぎりと相性の悪い材料は使用しません。今回の作品についても、味噌だれと鰹節のおにぎりだと分かれば、そのおいしさに疑いの余地はありません。


 エクレアおにぎりを食べた感想をうかがうと、「ご飯の量に対して味噌だれの量が多かったので、追いご飯をしていただきました。普通においしかったです!」と、お味にも大満足であるようでした。


 ちなみに、今回のエクレアおにぎりを含む「食べ物シリーズ」はスイーツやおかずなど、すでに多くのアイデアを閃いているそうです。今後どんな驚きの作品を見せてくれるのか、新作にもつい期待してしまいます。



<記事化協力>
おにぎり劇場さん(@mZHtgivNQr33RCL)


(山口弘剛)