本日封切られた「怪盗クイーンはサーカスがお好き」は、飛行船で世界中を飛びまわり、狙った獲物は必ず盗み出す年齢・性別不詳の怪盗クイーンが、目当ての宝石を謎のサーカス団に横取りされることから動き出す物語。舞台挨拶には大和悠河が自身の演じるクイーンの姿に扮して姿を現し、ジョーカー役の加藤和樹、原作者のはやみねかおる、主題歌を担当したLittle Black Dressも登壇した。
Little Black Dressは主題歌を担当することになったときのことについて「1年前くらいにお話をうかがって、原作を読んでいると覚えがあって。小学生の頃に愛読していたんですよね。その記憶が蘇ってきて、『また20年たって巡り会えた』とすごくうれしい思いでいっぱいでした」と明かし、感慨深げ。楽曲の「逆転のレジーナ」については「どんなものがいいのかと思ったときに、テーマは『懐かしくも新しい』がいいのかなと感じまして。(作曲を担当した)林哲司さんの歌謡曲の懐かしい感じ、(編曲を担当した)本間昭光さんの今どきのサウンドを取り入れた一曲ができたらいいなと思いまして、作らせていただきました」と語った。
またLittle Black Dressは「原作ファン的には徐々に種明かしされていく展開がワクワクするところです。原作を知らない方は『誰がクイーンなのか?』とハラハラすると思います」とクイーンの変装に注目。はやみねは「原作を書いた人間としては、最初のシーンとエンディングでカモメが飛んどったのは観てみてほしいなと。あそこでカモメを飛ばしてくれたので『こんなにスタッフさんは原作を大事にしてくださっているんだ』と思いました」とスタッフへの感謝の気持ちを滲ませる。そしてここで登壇者のサイン入りパンフレットが、観客の中から抽選で3人に配られるというサプライズが。客席の番号が書かれたくじを大和が引いていく一幕もあった。