山口つばさ「ブルーピリオド」の展覧会「ブルーピリオド展~アートって、才能か?~」のプレス発表会&内覧会が、本日6月16日に東京・天王洲寺田倉庫G1ビルにて開催された。
【大きな画像をもっと見る】6月18日から開催される「ブルーピリオド展~アートって、才能か?~」。展覧会では作中に登場する作品の展示や、主人公・矢口八虎とその仲間たちの物語を追体験できるイベントなど、さまざまな企画を通して「ブルーピリオド」の世界に迫る。
プレス発表会には同展覧会のアンバサダーを務める川島明(麒麟)が青いセットアップを着用して登壇。展覧会を見た感想を聞かれた川島は「普通の原画展とか個展とは全然違うんですよ。マンガのキャラクターが描いた作品の展示が行われているのでもう一個感動が乗るんですよね」と話し、八虎の成長を感じて本当に泣きかけたことを告白する。さらに音声ガイドも担当した川島。声には自信があったと話し、「ファン目線でしゃべっていました」「収録当日は『ラビット』でちょっと声を温めてから、こっち(音声ガイドの収録)を本番だと思って挑みました」と収録当時の心意気も披露した。
展示内容をバーチャルで観覧できる「ブルーピリオド展デジタル」のチケット購入者が視聴可能なデジタルコンテンツについて、川島はその動画内にも登場している彼のかつてのマネージャーに関する逸話を発表。マネージャーに「ブルーピリオド」を勧めた結果、絵を描いたことがないと話していた彼が美術系の予備校へと通い、見事に東京藝術大学に受かったという“リアルブルーピリオド”な実話について、驚きと感動を表情豊かに語った。続いて自分に似ているキャラクターは誰かと問われた川島は八虎と回答。「芸人の世界も絵の世界と同じく点数化されないというか、自分なりに合格・不合格を決めないといけない瞬間がある」としたうえで、「“努力と戦略”にコンプレックスを感じていましたが、八虎のセリフでそれを自分の武器だと思っていいことに背中を押された気がしました」と語った。その後「ブルーピリオド」を読んだことがない人にも2度、3度と楽しめるコーナーがたくさんあるとアピールし、発表会は幕を下ろした。
展示会場では入場者に八虎の受験票とイラストペーパーを配布。各コーナーごとに川島とキャラクターたちの声による音声ガイドも用意されている。会場に入ると巨大なキービジュアルにお出迎えされたのち、ピカソの「泣く女」の展示が。八虎が美術をはじめるきっかけとなった森先輩の天使の絵画展示のあとは、「青の渋谷シアター」にて八虎が感じた“早朝の渋谷”を巨大スクリーンで追体験することができる。八虎が初めて挑戦したF100号の「縁」の展示やいくつかの名画をキャラクターたちと鑑賞できるコーナーを進むと、「キャラ大石膏室」が登場。藝大の大石膏室を思わせる空間にはダヴィデ、ブルータス、モリエールなどの著名な像に扮したキャラクターたちを垣間見ることができる。平日限定ではあるが、来場者がこれら石膏像をデッサンできるイベントも実施予定だ。
大石膏室の隣には1次試験で出題された「自画像」の作品群が。八虎の作品のほか、作中では明かされなかったキャラクターたちの作品も公開されている。キャラクターたちが全員集合した相関図「キャラクターパレット」に続き、2次試験「ヌード」の展示コーナーでは八虎と世田介の作品とスケッチが登場。その後八虎の合格発表の瞬間を追体験できるコーナーを経て、作者の山口の部屋を模した一角が現れる。「ブルーピリオド」の設定資料や制作環境、デビュー前の作品などが存分に貼り出され、中央には山口のトレードマークでもあるカエルの被り物が展示された。最後に現在活躍中のアーティストが八虎と同じ題材で制作した作品郡や本展覧会のキービジュアルに使用された予備校生の絵の展示コーナーなどが設けられた。
「ブルーピリオド展~アートって、才能か?~」の開催期間は9月27日まで。物販コーナーでは同展覧会の公式図録「ブルーピリオド 公式ビジュアルブック ~アートって、才能か?~」や山口描き下ろしイラストを使用したグッズが豊富に用意されている。気になる人はぜひ会場に足を運んでみては。
■ 山口つばさ(原作者)コメント
いろんな方の力をお借りしながら描いている「ブルーピリオド」ですが、
さらに、いろんな方の力をお借りして「ブルーピリオド展」を開催して頂くことになりました!!
これを観に来て下さったあなたも、「ブルーピリオド展」の1ピースとして楽しんで参加していただけたらうれしいです!
■ 「ブルーピリオド展~アートって、才能か?~」
期間:2022年6月18日(土)~9月27日(火)
会場:東京都 寺田倉庫G1ビル
主催:ブルーピリオド展製作委員会
(c)山口つばさ/講談社/ブルーピリオド展製作委員会