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ユニクロがチャリティーTシャツプロジェクトを始動、安藤忠雄や村上春樹がデザインしたTシャツを発売

2022年06月16日 18:02  Fashionsnap.com

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「PEACE FOR ALL」の発表会に登壇した柳井康治と安藤忠雄

Image by: FASHIONSNAP
ユニクロのグラフィックTシャツブランド「UT」が、平和を願うチャリティTシャツプロジェクト「PEACE FOR ALL」を始動する。6月16日の今日、都内で発表会を開き、第1弾プロダクトとして発売するTシャツを披露した。

 PEACE FOR ALLは、「世界の平和を心から願い、アクションする」という趣旨に賛同した15人の著名人がボランティアで協力して実現した。第1弾のプロダクトとして、15人のうち、建築家の安藤忠雄をはじめ、クリエイティブディレクターの佐藤可士和や、イネス・ド・ラ・フレサンジュ(Inès de la Fressange)、小説家の村上春樹、医学者の山中伸弥の5人がデザインを手掛けたプロジェクトTシャツを発売。利益の全額(1枚当たり販売金額の20%相当)を、人道的支援を行う団体に寄付するという。6月17日から日本全国のユニクロ店舗とオンラインストアをはじめ、世界各国でも発売。サイズはXS~4XLを展開し、価格は税込1500円。

 プロジェクト発表会には、ファーストリテイリング取締役の柳井康治氏と安藤忠雄が登壇。柳井氏は、ファーストリテイリングが人道支援活動を始めた2001年時点で約4000万人だった難民や国内避難民の数が、2022年現在で1億人まで増加している事を背景にプロジェクトの発足を決めたといい、「世界中でビジネスを展開している我々が掲げている『服のチカラ』によって平和を目指した取り組みをすべきだと感じた」とコメントした。安藤は「分断化が進む世界の中で、私たちはひとつの地球の上で共生しているという事実に向き合わないといけないと感じた。一人ひとりが平和な世界に向けて何が出来るのか考える機会になると思い参加を決めた」とプロジェクトに賛同した理由を説明した。寄付先である、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)、セーブ・ザ・チルドレン、プラン・インターナショナルの代表者も登壇し、寄付金の具体的な使い道について説明した。
 なお同プロジェクトには、ジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)をはじめ、錦織圭や平野歩夢、クリストフ・ルメール(Christophe Lemaire)など10人が賛同している。今後も賛同者を募りながら継続していく予定で、店頭での募金活動も開始する。第2弾のプロダクトは来月に発表される。


■ユニクロ:公式オンラインサイト ■PEACE FOR ALL 賛同者一覧・ジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)・安藤忠雄・レイ・イナモト・河村康輔・国枝慎吾・佐藤可士和・アダム・スコット・ハナ・タジマ・錦織圭・平野歩夢・イネス・ド・ラ・フレサンジュ(Inès de la Fressange)・村上春樹・山中伸弥・ゴードン・リード(Gordon Reid)・クリストフ・ルメール(Christophe Lemaire)