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家でも"ととのう"! サウナを疑似体験できる入浴法とは?

2022年06月15日 17:11  マイナビニュース

マイナビニュース

画像提供:マイナビニュース
中性重炭酸入浴剤ブランド「BARTH」(バース)は6月13日、家のお風呂でサウナの疑似体験をする「ウチととのい」入浴法を公開した。同日より、この入浴法の普及を目的としたプロジェクト「#ウチととのいが必要だ」を開始した。


空前のサウナブームが起きているが、その醍醐味として語られるのが、2021年流行語大賞にノミネートされた「ととのう」という体験。サウナと水風呂、外気浴を行った後に訪れる通常より深くリラックスできる状態のことで、この体験をした人からは「疲れが取れて、頭もスッキリする」「よく眠れる」などの声が寄せられている。



「ととのう」状態を科学的に解説すると、自律神経の副交感神経が優位にも関わらず興奮物質が残存しているという稀有な状態。100度近い場所で極限まで熱せられた身体を水風呂で冷やすと、人体は生命の危機を感じ、環境に適応しよう体内で自律神経、心拍、血圧、血流量、脳内ホルモンなどに変化が表れるという。その後外気浴をすると、身体は生命の危機を脱したと判断し、通常よりも深いリラックスする状態"ととのう"になることができる。



「ととのう」ことにより得られる効果としては「睡眠の質の改善」が挙げられる、寝入りの段階ですぐに深い睡眠に入ることができ、深い睡眠の継続時間が約2倍になることが実験でも明らかになっているという。



また、深部体温が38度以上になると、HSP(ヒート・ショック・プロテイン)というダメージを受けたタンパク質を処理して細胞を修復する働きをする物質が分泌される。そのため、肌荒れが改善されるだけでなく、免疫細胞の修復も効果があると考えられるそう。

自律神経のメンテナンスにも有効とのこと。自律神経は自分でコントロールがしにくいため、疲れているのに頭が冴えて眠れない、リラックスができない、といった状態になることがあるが、サウナや温浴によって身体に外的刺激を与えると、自律神経がコントロールされ、深いリラックスを得ることができるという。



「ととのう」ことによってさまざまな効果が得られるが、なかなかサウナに行くことができない人も多い。そこで、日本サウナ学会を設立した医師・医学博士の加藤容崇氏は、サウナに入らなくても、自宅のお風呂を利用して「ととのう」を体験できる「ウチととのい入浴法」を提案している。


「ウチととのい」入浴法は、自宅のお風呂で「お風呂⇒水シャワー⇒休憩」のサイクルを2~3セット繰り返すというもの。お風呂は、いつもより約2~3度高めの温度に設定し、湯船には15分~20分間を目安につかる。炭酸系の入浴剤を使い、身体を温めやすくするのも効果的とのこと。浴槽から上がったら、水シャワーを20~30秒程度(水温は17~18度程度が推奨)を浴びる。その後、電気を消した脱衣所で目を閉じ、約2分間横になって休憩。このサイクルを繰り返すと、「ととのい」に近づくという。



「ウチととのい」で注意することとしては、水シャワーの使い方が挙げられる。水シャワーは、いきなり顔に当てると自律神経反射により失神してしまう可能性があるため、腰など下半身の鈍感な箇所から徐々に当てる場所を上げていくことが重要とのこと。また、転倒に備え座って浴びるようにする。水分補給も大事だが、特に水シャワーの前に「炭酸水」を飲むと、身体が"冷たさを感じやすく"なり、水シャワーの効果を最大化できるという。



入浴の時間は、消化不良を起こさないよう、食事前か食後2時間空けてから入浴することを推奨している。就寝時間の90分~2時間前までに「ウチととのい」を完了すると、良い寝つきにも効果が得られるとのこと。



「#ウチととのいが必要だ プロジェクト」では6月26日まで、Twitterキャンペーンを実施している。BARTH公式アカウントをフォローし、「#ウチととのいが必要だ」を付けて、対象投稿を引用RTの上、ウチととのいで解消したい、日々のモヤモヤやストレスについて投稿すると、抽選で400人に薬用BARTH中性重炭酸入浴剤(3錠)がプレゼントされる。(フォルサ)