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キム・カーダシアン、借用したマリリン・モンローのドレスを損傷か 背部のクリスタルが欠損

2022年06月15日 13:01  Techinsight Japan

Techinsight Japan

「METガラ」でマリリン・モンローのドレスを着たキム(画像は『Kim Kardashian 2022年5月4日付Instagram「MET 2022」』のスクリーンショット)
キム・カーダシアン(41)が、今年の「METガラ」のレッドカーペットで着たマリリン・モンローの伝説のドレスに永久的な損傷を与えたまま返却したとして非難されている。マリリンの研究家が公開した写真では、ドレスに施した数個のクリスタルが欠け、糸がぶら下がったままになっていた。

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キム・カーダシアンは、現地時間5月2日に米ニューヨークのメトロポリタン美術館で開催したファッションの祭典「METガラ」のレッドカーペットで、生前のマリリン・モンローが着た伝説のドレスを纏って登場した。

マリリンは亡くなるわずか3か月前の1962年5月19日、このドレスを着てジョン・F・ケネディ大統領の前で『ハッピー・バースデー』を歌った。

ドレスはマリリンのためにフランスのファッション・デザイナー、ジャン・ルイがカスタムメイドしたものだ。2500個ものクリスタルが手縫いで施されており、マリリンが下着を身につけられないほどタイトな仕立てだった。

マリリンの他界後、ドレスは2016年に競売に出され、フロリダ州オーランドの博物館「Ripley’s Believe It or Not!」が480万ドル(約5億4千万円)で落札。その後、同博物館に展示されていたものをキムが借用した。キムは試着時に体にフィットしなかったため、3週間で約7キロの減量するために厳格なダイエットを行ったと明かしていた。

ただしキムが実際に本物のドレスを着たのは「METガラ」のレッドカーペットで写真撮影をしたわずか数分間のみで、このあとにはレプリカに着替えていた。

しかし最近になって、キムがこのドレスを着用した後は損傷したまま博物館に返却したという非難の声があがったのである。

マリリンの研究家でコレクターのスコット・フォートナー氏は、運営するウェブサイト「マリリン・モンロー・コレクション」で「ドレスが永久にダメージを受けた」と題した記事を公開し、ドレス背部のビフォーアフターの写真を添えた。

左側のビフォーの写真ではクリスタルが全部ついているが、右側のアフター画像では数個のクリスタルが欠け、糸がぶら下がった状態になっている。

フォートナー氏によると写真は6月12日、博物館に展示されていたドレスを撮影したものだ。画像は同博物館のオークションでコラボをしてきたビジュアルアーティスト兼クリエイティブディレクターのジュリアン・モリセット氏が提供した。

この写真を見たフォロワーからは、次のようなコメントが寄せられている。

「こんな結果になって、とても悲しい。特別で歴史的なドレスを着ることが許される人がいるなんて信じられないわ。」
「許されるべきじゃない。お金さえあれば、何でも手に入るのね。」
「完璧なレプリカを作ったのに。60年前の歴史的な平和な作品にこんなことをするなんて。レプリカを着ていれば良かったんだ。」



画像は『Kim Kardashian 2022年5月4日付Instagram「MET 2022」』『The Marilyn Monroe Collection 2022年6月13日付Instagram「Just in case you missed it…」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)