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ふるさと納税で現金戻る「キャシュふる」、リリース2日で終了「申し訳ありませんでした」

2022年06月10日 20:01  弁護士ドットコム

弁護士ドットコム

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ふるさと納税をすると、返礼品ではなく「現金」が戻ってくるサービスとして話題となっていた「キャシュふる」。運営会社はサービス開始2日後の6月10日、サービスを終了すると発表した。


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「キャシュふる」について、金子恭之総務大臣が同日の会見で、「返礼品は、寄付を受け入れた自治体がお礼の気持ちを表すためのもので、代わりに現金を受け取ることは制度の趣旨から大きく外れる」などと言及。担当部局に対応の検討を依頼したことを明らかにしていた。



サービス運営の「DEPARTURE」(新宿区)は、同サービスのホームページ上で、「金子総務大臣の発言を重く受け、ご返金も完了したご利用状況を鑑み、2022年6月10日をもってサービス終了とさせていただきます」とコメント。「総務省、自治体の皆様をはじめ、関係各所の皆様にご迷惑をおかけし、誠に申し訳ありませんでした」と謝罪した。



「キャシュふる」は、6月8日にサービスを開始。1日経たずに募集した300万円分の額が上限に達したものの、ユーザーに誤解を招いた表現があったとして、運営会社は9日、全額返金すると発表していた。