トップへ

トヨタ、「GRカローラ」日本仕様車および「GRカローラ モリゾウエディション」を世界初公開

2022年06月10日 16:31  マイナビニュース

マイナビニュース

画像提供:マイナビニュース
トヨタ自動車(TOYOTA GAZOO Racing)はこのほど、「GRカローラ RZ」と「GRカローラ モリゾウエディション」を世界初公開した。


「GRカローラ RZ」は2022年4月に公開した新型車「GRカローラ」の日本仕様。「GRカローラ モリゾウエディション」はマスタードライバーのモリゾウこと社長の豊田氏が自ら試作車のハンドルを握り、こだわりを持って作りこんだ「お客様を魅了する野性味」「気持ちが昂り、ずっと走らせていたくなる走りの味」を追求したグレードであり、今回、米国においても同時に発表した。


「カローラ」は1966年の発売以降、トヨタを長年支えてきたクルマ。同社のモータースポーツ黎明期から、WRC初優勝を飾った「TE25カローラ」やその後1000湖ラリーを制した「カローラレビン」などが活躍し、その走りを多くのユーザーから愛されてきた。



時代の変化に合わせてカローラは、ワゴン、SUVなどへと進化し、さまざまなライフステージにおいて愛用できるクルマとなった。社長の豊田氏は、「多くのお客様に愛していただけるクルマだからこそ、絶対にコモディティといわれる存在にしたくない。お客様を虜にする『カローラ』を取り戻したい」との強い思いを持ち、「GRカローラ」の開発を開始したという。

開発にあたってはレースで勝つために鍛えたクルマを市販化するという「モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり」を実践。開発中のGRカローラに水素エンジンを搭載してスーパー耐久シリーズに出場し、新技術である水素エンジンを鍛えるとともに、車両を総合的に鍛え直した。



また、「お客様を魅了する野性味」を追求するため、マスタードライバーの豊田氏を中心に、プロドライバー、社内の評価ドライバー、エンジニア、メカニックが一丸となり、さまざまな道で走り込みを実施。徹底的に不具合を出し尽くし、改善を重ねることで、「ドライバーと対話のできるクルマ」「ずっと走らせていたくなるスポーツカー」に仕上げた。


「GRカローラ モリゾウエディション」はモリゾウこと社長の豊田氏が強くこだわりを持つ「お客様を魅了する野性味」を追求したグレード。徹底した軽量化、エンジンのトルクアップ・トランスミッションのギア比最適化による動力性能向上、モノチューブアブソーバー・ハイパフォーマンスタイヤの採用によるコーナリング性能の向上により「気持ちが昂り、ずっと走らせていたくなる」走りの味を実現した。



「GRカローラ RZ」は2022年秋頃から全国のトヨタ車両販売店を通じて発売する。「GRカローラ モリゾウエディション」は2022年冬頃から全国のGR Garageにおいて台数限定で発売を予定。予約抽選は秋頃から申し込みを受け付けるそうだ。(エボル)